見出し画像

LeicaM9とHectorで撮る散り際の桜

朝起きたら天気が良かったので、久しぶりにM9を防湿庫から取り出してSUMMILUX 35mmを取り付けた。
桜はまだ咲いている。
時間があればHectorで撮りたいと思った。


時刻は午前7時半。家族が起きるにはまだ時間があった。
僕は防湿庫に眠っていたHectorとTELE-ELMARITを取り出した。
時間は自分で作るものだ。

最近は家内安全のために妻や息子の機嫌ばかり気にして自分の行動を制限している気がしている。
たまには自分がやりたいように行動することも大切だと思う。


SUMMILUX 35mm 2ndの個性的な光の捉え方。M9のカラーと相まって一層絵画的な描写になる。
M9は暗い場面が弱いけれど、極端に明るい場面も弱い。
この弱さを愛することができる者だけがM9を持つことができる。


溢れる光の中に残る空のわずかな青さが美しい。
その青にすら周辺減光の影が乗る。Summiluxの良さはそんなところにも宿る。


Hector 135mm

絵画的描写と呼ぶのが最もしっくりとくるHector。
尋常じゃないくらいフォーカスリングを回す。回した分だけ背景も回っているようだ。








定点観測。
来年もここから写真を撮ろう。


TELE-ELMARIT 90mm

最近めっきり出番が減ってしまった90mm。
中望遠は好きだけど、スナップばかり撮っていると持ち出す機会は少ない。
ボケはHectorよりもおとなしく、薄いベールが掛かったようにコントラストが低下した画は桜に合うと思う。



今年の桜の写真は多分これで最後。レンズ遊びも楽しめて満足。
東京はかなり早くから桜が咲いて雨の日も多かったけれど、なんだかんだで2週間近く楽しむことができた。
来年の今頃も1年前の記事を見返して、きっと桜の写真を撮った話を書くだろう。その時に使うカメラは果たして。

今日から4月。新年度が良いスタートとなりますように。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?