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【デザインの循環】アップサイクル型ファッション

“ファストファッションからアイデアを盗み返す”

 アムステルダム出身のデュラン・ランティンク(Duran Lantink)は、2019年度のLVMHプライズのセミファイナリストにも選ばれていた若手デザイナーですが、彼のデザインプロセスは一味異なります。自身のブランド「デュラン ランティンク(DURAN LANTINK)」はアップサイクルをコンセプトにしていて、今回彼が初めてワンエイティー内で展示した商品はなんと、元々「ザラ(ZARA)」や「H&M」「マンゴー(MANGO)」「ベルシュカ(BERSHKA)」などのファストファッションブランドで購入した服なんです。“ストーレン バイ デュラン(STOLEN BY DURAN)”というプロジェクトとしてファストファッションの服を再構築して、新しい一点ものドレスへと作り変えています。この「ザラ」のプリーツドレスできたドレスは、シャーリングを加え、ウエスト部分がセパレートになっています。

 デザイナーのデュランは「大量消費に疑問があるのはもちろんだけれど、ファストファッションはラグジュアリーからデザインを真似して作っているから、あえてファストファッションからアイデアを盗み返したいと思ってね(笑)。それに低賃金で働く縫製工場の労働者たちの仕事をリスペクトして、プラスの価値をつけて昇華できたらいいな」と言います。購入時のタグも洋服に付けていて少しドキッとします。彼の洋服はイギリスのブラウンズ(BROWNS)やリバティー(LIBERTY)などの有力店に並んでいますが、「日本のようなファッションへの理解が深い国でも商品を見せたい」と話していました。

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サステイナビリティアップサイクルがここまで謳われたことはかつてなかったような気がします。今日は<リメイク>に注目してみたいと思います。

はじめに上記のWWDの記事でも紹介しましたように、ファストファッションブランドの服を再構築するというアイディアは誰でも援用ができるので、デザイン系の学生さんなどはとても参考になるのだろうなと思いました。
僕は大学院の建築学科を卒業する前に東京の文化服装学院スタイリスト学科に通っていて、今自分が学生だったら、このようなデザインをして見たいと感じました。

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インスタグラムを回遊していると個人の思想が詰まったリメイクアイテムを沢山見つけることができます。

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リメイクアイテムをリサーチしていると最終的に感じることができたのが、やはり手の込んだ仕掛けに人は魅力を感じているのだな、と思いました。
ファッション世界で最も高級な金額が必要になるオートクチュールと考え方は一緒で、デザイナーが顧客のために完全オリジナル衣装をデザインするのがオートクチュールで、リメイクの起源は個人が自己を満足させるために始めて、それが後に小ロットでも複数生産され市場に行き渡っていくという違いはあります。ただどちらにも言えるのが、そのアイテムが世の中には1点しかないこと。そこに価値が見出されます。
全ての服に思いはあると思うのですが、より個人の思いは強く反映されているのが今日紹介しているようなリメイクアイテムたち。

着用できるアイテムばかりを紹介していきましたが、最後にファッションアイテムはアートの世界に進入するとこのように変化することもできるという記事をご紹介します。

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板倉龍城/Tatsuki Itakura - ファッションにまつわる記事をキュレーションするnoteを毎日更新。www.instagram.com/tatsuki_itakura/ 普段は変化球な地鶏をあげるインスタ民。www.tatsukiitakuragebana.com
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