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幸せな子に育つ!乳幼児期からの自己選択

どうも!がくです。

あなたは子育てにおいて、どういった点を大切にしていますか?

「勉強ができるようになってほしい」

「スポーツマンになってほしい」

「たくさん本を読んで、読書が好きになってほしい」など、、

親の数だけ、思いがあります。

そして

どんな親の思いも、突き詰めていけば「子どもに幸せになってほしい」という願いに集約されるはずです。


我が家の大切にしているポイントも突き詰めると、「娘に幸せになってほしい」という願いにつながります。

親なら当たり前の感情ですよね。

今回は、子どもの「自己選択」という観点から、子育てで大切なことを考えていきます。

結論

乳幼児期からの自己選択は、赤ちゃんが親への愛着をより強め、安定的な関係を築くことにつながる。また、自分で選ぶ経験の積み重ねは「自己選択」が上手な子に育つ。

自己選択とは

あなたは「自己選択」って聞いたことありますか。

言葉通り、自分で決めることだと思いますよね。

似た言葉に「自己決定」という言葉もあります。

この2つの違いって??

自己決定は、他者からの干渉をうけることなく、自分で物事を決めること

とあります。

では、自己選択とは?

「自己決定」をした上で実際にものごとを選択し、その結果の影響を受けるまでを「自己選択」と私は考えています。


自己決定から1歩、踏み出して選んだ結果が含まれるという考え方です。


①コンビニで新作パンを買った⇨②美味しくなかった

①だけだと、自己決定
②までいくと自己選択

というイメージでしょうか。

海外の研究論文では、自己決定性の高い動機付けは高いパフォーマンスを引き出し、精神的健康にも左右する

とされています。

自己選択の重要性がうかがえますね。


自己選択が親と子どもの関係性を深める

子どもにとっての「自己選択」は、親との愛着を形成するために大切な要素となります。

愛着とは・・親と子との繋がりのことで、安全、安心、保護という3つの要素で形成されています。


この「愛着」と「自己選択」の繋がりを考えていきます。

子どもにとって「自己選択」は、親に自分で考えて出した結論を伝える行為です。
伝えた時に、親がどういった反応をするかで親との関係性が築かれます。


子どもの選択を尊重するような反応が見られると、「この人は自分の意思を尊重してくれる人だ」ということを子どもは理解する。これは、愛着形成の中の「安心」にあたります。

こういった経験を繰り返していくと、「考えたことを伝えても、私の親は受け入れてくれる」という意識が育ち、親に対して自己主張の強い子になります(もちろん個人差はあります)。

(自己主張の強い子=わがまま という考えもありますが、この辺は別の記事で書きます。)

なぜなら、「自分の選んだことを認めてもらう⇨自分の選んだことが実現する」という一連のつながりを繰り返し、経験することで、「伝える=やりたいことができる」と学習するわけですね。

裏を返すと、自己主張の強い子を育てている親は、日頃から子どもの意思を尊重しているということも言えます。

こういった経験を積み重ねることで、子どもと親の関係性が作られるのがなんとなくイメージできませんか?

自分の意見を否定されたら、次から伝えることを躊躇したり、言わなくなったりしませんか?

子どもだって同じですね。

それを示す様に、成功者と呼ばれる人の親へのインタビューをまとめた資料を概観してみると、「子どもの意思を尊重する」ことを意識している親が多いのがわかります。

また、乳幼児期に親と形成される愛着は、親を「安全基地」とみなすための重要な土台になります。

「安全基地」とは、子どもが探索活動をするときに、よりどころとする基地のことです。

公園で最初、親と一緒にいた子が、少しずつ親から離れて一人で遊んだり、親と距離をとっている時に、チラチラ親を見たり、親の方に戻ったりする行動が見られると思います。そういった行動は、親を安全基地とした探索行動になります。

こういったことの繰り返しで、親から離れても安心して活動できるようになっていくわけですね。

以上のようなことを総合すると、乳幼児期からの「自己選択」の重要性がわかるかと思います。

自分で選ぶことを習慣化する

「自分の選んだことを認めてもらう⇨自分の選んだことが実現する」という一連のつながりを繰り返し、経験することで、「伝える=やりたいことができる」と学習します。

人間は、何か行動をしたときに、どういった結果が戻ってくるかでその行動を繰り返すか、止めるか決めます。

私たちが、体にわるいとわかっていてもお菓子を食べるのは、食べないよりも食べた時の方が、良い思いができるからです。

「自己選択」を習慣化するには、この性質が大きく関係してきます。日頃から、自分で選ぶ機会を親が設定してあげることで、選ぶという行為が定着していきます。

子どもが小さくても、絵本を読む時に2つ提示して触った方を渡す。
目で最初にみた方を、渡す等

少し「自己選択」を意識したやりとりを取り入れるだけで、子どもにとってより良い経験になるのではないかと思います。

今日の記事は以上になります。読んでいただき、ありがとうございました。

以下に参考文献等を掲載した、少し詳しい記事を書いてみました。

よろしければご覧ください。


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