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バーナーで誰でも簡単!ロウ付けを覚えて自宅で金属溶接!

こんにちはシーフォースのヤスヨです。
今回は金属の溶接、「ロウ付け」の技術を2人の職人さんを招いてご紹介する、とみちゃんTVのロウ付け動画の内容をご紹介します。
みなさんも自宅で簡単に真鍮・鉄・ステンレスなどいろんな金属をくっつけちゃいましょう!
ジュエリー製作からバイクや車、DIYまでものづくりに役立つこと間違いなし!


動画で見たい方はこちら▼

ロウ付けとは

ロウ付けは溶接のひとつで、
接合したい金属(地金)同士の隙間にロウ材(融点の低い金属)を溶かし流し込み、溶けて固まったロウ材によって金属同士を接着することができます。

金属溶かさず地金を痛めることがないのでジュエリーの加工で多く使われている溶接の技法です。

ロウ付けに必要な道具

簡易ガスバーナー 
耐火煉瓦
ハニカムブロック
フラックス
希硫酸
水+ビーカー
ピンセット(なるとくん)
〈ロウ材〉※動画では銀ロウを使用しています
板ロウ
棒ロウ

ロウ付けの作業スペースの作り方

それではまず火を安全に使えるように、
作業スペースに耐火煉瓦をひいて防火台をつくりましょう。

使うものはこちら↓

アセット 1-100


①作業スペース(テーブルなど)にセルストーンを敷きます。

13190004.00_15_08_10.静止画005

②セルストーンのまわりを耐火煉瓦で囲います。こんな感じ↓

13190004.00_16_40_16.静止画004

耐火煉瓦を左右、背面に敷き詰めて火が周りに燃え移らないようにしましょう。

③もう少し耐火煉瓦を足します。ここでは高さが出る足つきのセラミックロウ付け台を使いました。↓

13190004.00_17_12_04.静止画006

④その上にハニカムブロック(ハチの巣状)を重ねます。
無数の穴があいた特殊なセラミック製品なので熱の反射が良く、溶接する地金を早く加熱できます。

13190004.00_17_25_06.静止画007

《ポイント》溶接する地金を直接耐火煉瓦に置いてしまうと土台の煉瓦に熱を吸われてしまいます。

効率的に地金を火で熱するために、ハニカムブロックを使用するのはおすすめです!

ロウ付け作業

準備が出来たらロウ付けをしてみましょう!
使うものは、バーナーと、

アセット 3-100


ロウ材、フラックス、
ピンセット、

それから酸化膜をとる希硫酸。←こちらはシーフォースでお買い求めください

アセット 2-100

最初に溶接する地金を準備してください。
接合面にあたる部分に、フラックスを塗ります。

フラックスは溶けたロウ材を流れやすくし、酸化膜の除去と酸化防止の効果があります。

13190004.02_13_03_24.静止画009

ハサミ等で小さくカットしたロウ材

13190004.02_14_32_12.静止画010

フラックスを塗った接合面にロウ材をのせてバーナーで熱していきます。

地金が温まると、接合部の隙間にロウが溶けて流れていきます。

地金が温まらないと、ロウ材が流れていかないので、地金全体を温めるようにします。


ロウ材が溶けて流れたらバーナーの火を消し、
地金が熱いうちに希硫酸に漬け
金属にできた酸化膜とフラックスを溶かし除去します。

これでロウ付け作業は完了です!

以上になりますが、
ロウ付け動画も併せてご覧ください(*^^*)

材料も比較的安く手に入るので、はじめやすい技術かなと思います。
火を使うのでくれぐれも安全に気を付けてお試しください。

お読みいただきありがとうございました。

彫金工具・世界の工具専門店SEAFORCE ONLINESHOP


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