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学生最後のつぶやき

明日から社会人になります。 どんな気持ちで迎えたらいいか、これまで経験したどの節目よりも分かりません。 理由ははっきりしていて、4月1日や向こう1週間の予定(のようなもの)は知らされていますが、その中身は分からないし、例年通りではなさそうだからです。 就活生時代はあんなに、これしたいこうありたいが人前でスラスラ出せたのに、実は今、どんな仕事かよく分かっていません。メラメラした物も、内定をいただいてから徐々に薄れています。 ひとつ印象に残っていて、今からここに向かうんだろうな

    • 新しいまちに引っ越した

      人生で初めて一人暮らしをスタートさせたのは大学進学の時でした。 その時は合格した大学に行けるだけで充分で、住む場所にこだわりはありませんでした。住む場所を自由に選べるほど広いまちではないし、公共交通機関が少ないこともありました。5年間過ごした家は周囲にスーパー、ドラッグストア、居酒屋、ペットショップ、お菓子屋さん、コンビニがあって、アパートの駐車場の空きさえあれば生活には何一つ困りませんでした。 そして3日前、新しいまちに引っ越してきました。 会社から電車で20分のところに

      • 2023年で一番〇〇だったこと

        このタイトルは、2023年12月に、私が所属する学生団体でアイスブレイクのテーマになったものです。 (決して、YouTuberがよくやるような、「つい中身が気になって見てしまうサムネ」とかではなくて……。) 私が〇〇に入れた文字は、「ひやひや」でした。 実は11月半ば、「稼ぎたい大学生」が最も恐れる103万の壁に、私も悩まされる事態が起きました。今年は内定先でインターンシップをさせていただけることになったので、3月時点では103万を意識していました。3月から6月は、毎月の

        • 【卒論⑦】本屋、本、背骨

          目の疲れを感じやすいほう。一日に使える目にリミットがあるのに、早起きをしたときこそ積読していた本を読んでしまう。 9/26 中間発表。プレゼンは嫌いではないので乗り切るも、表面のプレゼンだけで中身が伴っているか分からない。肝心の副指導の教授がフランス出張でお休みだった。 10/7 内定式やイベントなどで卒論が進まず。1日空きがあると取り掛かろうとしていたが、別のことをしていて時間が溶けていた。今年最後の酒まつり、というのには、卒業論文は勝てないみたい。 Xに書いた言葉に

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        • つぶやき
          7本

        記事

          【卒論⑥】目が疲れた❕

          【卒論⑥】目が疲れた❕

          【卒論⑤】ぶっとんでた。

          何がぶっとんでたか、というと、想像を遥かに超えた熱量のある空間に入り込み、どこから湧き出てきたか分からないブックラバー達に囲まれたこと。 机上の空論と言われたくなかったのに、その思いまでもまんまと見透かしてくる店主、前日に前歯を折って、出禁ギリギリのトークする店主。本屋の中に、その競合の本屋が当たり前のように入ってるブース。そして一番ぶっとんでたのは、意思のある本屋を営んでいる店主たちが、誰1人としてこのよく分からない内容の研究依頼を、断らないこと。 きっと、お渡ししたQR

          【卒論⑤】ぶっとんでた。

          SNSで流れてくる言葉をもうただのテキストの情報としか捉えられなくなっていて、流し見流し見の毎日。そんなことしてるから人の気持ちがわからない人間になるんだと思うじぶんむり!卒論終わったらやめてやるんだ~ついったー~~

          SNSで流れてくる言葉をもうただのテキストの情報としか捉えられなくなっていて、流し見流し見の毎日。そんなことしてるから人の気持ちがわからない人間になるんだと思うじぶんむり!卒論終わったらやめてやるんだ~ついったー~~

          【卒論④】一人称単数

          1週間前から、次の土日は研究に当てようと思っていた。 だけど今日はなんとなくやる気が起きないから、友達からもらった村上春樹の一人称単数を読んでいた。そしたらもっと頭がぼーっとしてきた。だらしのない勢いのまま、今日は【卒論④】のタイトルで、全く関係ないことを書いてみることにする。 1年前、友人何人かで本を出版しようとしたことがある。その仲間集めの最中、「僕はそれ、たぶん後から恥ずかしくてどうしようもなくなると思うから書けないわ。」と、断られたことがある。自分のエッセイを残すと

          【卒論④】一人称単数

          【卒論③】頑張らない好奇心

          卒論を書き上げるまでの道のりを記録中です。 きっと卒論締め切りが近づくと、この記録は止まるんだろうなと思います。一番大事な時期なのに止まるのは、卒論を書くことに必死だからです。ということは今はまだnoteを書く余裕があるそうです。 私はこれを自己満足で書いているのですが、 読んでくださってる方は何満足で読んでくれているのだろう、何も答えを求めたりしない雑記なので、こういうのを読んでもらえるのが一番嬉しいです。 最近、調査対象にしたいと思ってるイベントの打ち合わせがありまし

          【卒論③】頑張らない好奇心

          【卒論②】心の拠り所

          どうにもならないことで日々の生活が変わり、 毎日当たり前にしていたことが、少しづつ生活からなくなっていった。代わりに増えてくものもあった。なくなるものも増えるものも、自分の中では全部大切。時によって、向き合いたいもの/向き合わざるをえないものが変わるだけだと思う。 前のnoteを書いてからまだ一ケ月も経っていないのに、生活が変わると、私にとっての卒論も変化する。今卒論は、悔しさややるせなさのぶつけどころになってる。 周りの生活が変化することで、私自身の生活を変える必要が出

          【卒論②】心の拠り所

          【卒論①】とっておきの特別を、他の人にも伝える

          この現象を面白いと思うし、この現象に周りの人も興味を持って欲しい。でもそれを言語化して伝えることや、その現象を学術的に語ること、ましてや教授という敷居の高い相手に訴える論文が、いまの私に書けるか不安なんです。 これに対し、私の面倒を見てくれている先生は、「そんなやつらが、大学院にもいっぱいおる。」と答えてくれた。心の不安を取り除く答えではなかったけれど、そんな状態でゼミに出席していることを知って欲しかっただけだから、大丈夫だった。 研究って、難しい 共感の多い論文に仕上げ

          【卒論①】とっておきの特別を、他の人にも伝える

          「あの頃はあの頃で必死だったよね」

          本当は帰省のタイミングで会う約束をしていた地元の友達と、久しぶりに電話をしました。小学校4年生、いや、もっと前からの付き合いです。中学までは登下校いつも一緒でした。高校は離れましたが、夕飯の後によく家まで行って、部活の話や恋愛の話をしていました。 友達は高校を卒業した後に社会人になり、私は大学生になりました。友達は来年で社会人5年目、私は大学生活5年目になります。友達は転職を考え、私は新卒1年目で入社する就職先を考えています。 「高校のうちから、もっと将来のこと考えてたら

          「あの頃はあの頃で必死だったよね」

          追い求めていたのは本ではなく「本的なカルチャー」だった

          2022年があと一日でおわる。 今日の目標は、いつもみたいに下書きに保存せず このnoteを書き終えることだ。 休学を決断した日からもう少しで1年が経とうとしている。昨年の今日と違うことといえば、前より一杯目のビールが美味しくなったことくらいかもしれない。キャベツが沢山入った鍋に豚肉をしゃぶしゃぶして、そのお肉でお野菜を巻いてポン酢に付けて食べる。それで飲むビールは、格別に美味しい。でもお父さんが1缶で我慢しているから、私も我慢する。そんな話は置いておく。 今思えば、自由

          追い求めていたのは本ではなく「本的なカルチャー」だった

          気骨がある本が多い個人書店や独立系出版社に惹かれる。店主が自分の趣味嗜好に沿った品ぞろえでお店を続かせているところから、芯の強さや社会への憤り、心の声を感じる。これからも永遠に価値が失われることのない出版物で表現し続けることや、それをサポートする本屋、出版物に魅了されている。

          気骨がある本が多い個人書店や独立系出版社に惹かれる。店主が自分の趣味嗜好に沿った品ぞろえでお店を続かせているところから、芯の強さや社会への憤り、心の声を感じる。これからも永遠に価値が失われることのない出版物で表現し続けることや、それをサポートする本屋、出版物に魅了されている。

          本を読まない本屋スタッフ

          「ねえ、あなたならこのたくさんある本の中から私に何を勧めてくれる?」(原文ママ) 人生で初めて、知らない人から選書のお願いをされた。 声を大きくして言えることではないが、私は本をあまり読まない。というか、ちゃんと読まない。本、本屋は好きだ。本屋に行くと時間を忘れてしまうし、気に入った本は購入する。好きなだけ言葉を浴びて、大抵はちょっと疲れて帰る。購入した本は、最初の3日間はちゃんと読んで、半分少しいかないくらいで大抵棚にしまってしまう。そう、生粋の積読魔だ。 「どのような

          本を読まない本屋スタッフ

          頭がかたいながら、落ちた理由をさぐってみた

          「厳正な審査の結果、 ご応募いただいた企画は残念ながら通過には一歩及ばず、 という結果になりました。」 一歩及ばずってどれくらいの幅で歩いての一歩なんだろうと思いながら受信トレイを閉じた。「このままの勢いで執筆仲間に報告したらめちゃめちゃ寂しさと悲しさ溢れる文面になっちまうわ」と、一旦頭を整理して翌日報告することにした。 6月から、出版甲子園という「学生による、学生のための出版コンペティション」にエントリーしていた。出版甲子園実行委員会は学生が運営しており、「こんな本を書

          頭がかたいながら、落ちた理由をさぐってみた