【転職コラム】新入社員の3人に1人が「辞めたい」!? 給与アップへの期待も低迷中!
現代の新入社員のリアル、知ってますか? マイナビさんが「新入社員の意識調査(2024)」を実施したところ、ちょっとびっくりな結果が明らかになりました。調査は2024年に新卒で入社した男女800名を対象に、新入社員の給与事情やキャリア観についての質問が行われました。
皆さんお勤めの会社はいかがでしょうか・・・??
5年後の年収アップ、信じてるのは半数以下?
まず最初に、彼らの平均月収をチェック。現在の平均月収は「22.2万円」。満足している人の平均月収は22.9万円で、不満な人は20.5万円と、少しの違いが大きな影響を与えているみたいです。
そして、今の会社で5年後にどんな未来が待っていると思うか尋ねると、「年収が上がっている」と答えたのは42.6%。半数以上の新入社員が「将来の給料にはあまり期待していない」というのが現実のようです。
転職のタイミングは3年以内? 新入社員の4人に1人が退職を希望
続いて、勤続年数についての意識を調査。「3年以内に退職したい」と答えたのは25.9%で、10年以内だと54.9%という結果に。つまり、4人に1人が「3年以内に辞めちゃおうかな」と思っているのです。
さらに興味深いのは、女性が男性よりも「3年以内に辞めたい」と感じる割合が14.8ポイント高いこと。長く働き続けない理由として「ライフステージに合わせた働き方をしたい」が最多で、特に女性では38.0%と男性の約2倍にのぼることがわかりました。
新入社員の3人に1人が入社2カ月で「辞めたい」と感じたことがある
また、入社してわずか2カ月で「もう辞めたい」と思った経験がある人はなんと33.4%。その理由の一つが「もう一度就職活動をしたくないから」というもので、正直な気持ちが垣間見えます。
それから、配属先や勤務地が希望通りでない、いわゆる「配属ガチャ」について聞くと、「配属ガチャに外れた」と感じているのは11.1%で、意外と少数派でした。
調査概要
調査期間:2024年6月7日(金)~6月9日(日)
調査方法:WEB調査
調査対象:2024年卒の新入社員
有効回答数:800名(男性400名、女性400名)
考察
この調査結果から、新入社員が抱える現代の課題が浮き彫りになりました。年収への期待が低いこと、早期退職の意向が強いこと、そして入社早々に「辞めたい」と感じる人が多いという事実は、企業にとっても警鐘です。若い世代が求めるものは、単なる高収入ではなく、ライフステージに合わせた柔軟な働き方や、自己成長を感じられる環境です。
企業側も「若手はすぐ辞める」と嘆くのではなく、なぜ辞めたいと思うのか、その背景にある要因を深掘りすることが必要です。組織としての在り方を見直し、若い世代が未来に希望を持てるようなキャリアパスを提示することで、より長期的なエンゲージメントを実現できるかもしれませんね。
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