【0107】パーム油の影響のイマ

2030SDGsのカードゲームの振り返りでも紹介するパーム油のためのプランテーションによって減っている熱帯雨林のイマを教えてくれている&熱帯雨林を回復させようと活動している方のクラウドファンディングがありました。

ボルネオの熱帯雨林のイマ

日本の2倍の面積もあるボルネオ島、もともとはほとんどが熱帯雨林に覆われていたそうですが、それもパーム油プランテーションの開発と森林伐採によって減っていき、2016年の時点で日本の国土分と同様の面積の熱帯雨林が失われたそうです。ボルネオでのプランテーション開発はピークを過ぎているそうですが、周辺の島では今でも開発が進んでいっているとのこと。世界の人口が増えるにつれて、パーム油の需要はさらに高まるとのことで、熱帯雨林伐採は引き続き止まらない力で進んでいるようです。

世界の80%を生産

このマレーシアとインドネシアで世界のパーム油需要の80%を生産しているそうです。もともとアブラヤシは熱帯の地域でしか生産できないということも手伝い、かつ需要がどんどん伸びていくので、一箇所に集中してどんどん開発が進んでしまうんでしょうね。

ボルネオの森は80%が失われた

1980年代~2000年代のわずか30年足らずで流域沿いの8割以上がプランテーションに開発されてしまい、動物たちに残されたのは分断され、点在する保護区と川沿いにわずかに残された森だけです。

とあるように、これをなんとか保護しようと、残され分断されている森と森の間の土地を購入して、森を保護しているそうです。

自然回復で100年。なんとか早めたい活動。

今の森が自然に回復するのには100年以上がかかるそうですが、それを植林・育林によって回復を早めようという活動。

キナバタンガン川流域では森林伐採の際にブルドーザーやトラックが踏み固めた土地や、開発したあとに氾濫した川から水が流れ込みアブラヤシを育てることができなくなった土地といった「森でもプランテーションでもない」不毛な荒地が広がっています。

とのこと。川の氾濫自体も森林伐採の影響がありそうですね。
ここに「成長が早く、水没しても腐らない、動物が好きな果実が実る」などの植物を熱帯雨林の中から調査し、苗を育てて植えていくそうです。それも、ドローン等を使って、計画的に長期間かけて育てていくプロジェクトとのこと。

クラウドファンディングはあと95日くらい

おそらく始まったばかりだと思います。あと95日くらいあるそうです。忘れないうちに寄付しときます。

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