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サステナブル投資 飲料メーカーについて考える

飲料メーカー、中でもBIG4のサントリーホールディングス(非上場)、アサヒグループホールディングス(2502)、キリンホールディングス(2503)、サントリー食品インターナショナル(2587)のSDGsに対する取組みは、かなり進んでいます。

先日発表された日経のSDGs経営調査では、アサヒGHDが最上位の総合格付けとなったと報じられていました。

企業別に私が参考にしている要素を列記すると以下の様になります。   ※非上場のサントリーHDは割愛します。

■アサヒグループホールディングス(2502)           SBT(Science Based Targets)認定企業           RE100(Renewable Energy 100%)参加 目標時期2050年         CDP気候変動リスト A評価

■キリンホールディングス(2503)               SBT(Science Based Targets)認定企業                  ゼロエミ・チャレンジ 取組みプロジェクト数1      RE100(Renewable Energy 100%)参加 目標時期2040年         CDP気候変動リスト A評価                     CDP水セキュリティリスト A評価

■サントリー食品インターナショナル(2587)               SBT(Science Based Targets)認定企業                         CDP気候変動リスト A評価                     CDP水セキュリティリスト A評価

取組みが進んでいるのは(勿論、各企業の意識の高さも有るでしょうが)、今後どんどん進展すると予測されるエシカル消費による影響を受けやすい商品を製造していることがありますが、下記の懸念点が更に取組みを早めている様です。

飲料メーカーは希少な資源である水に依存する産業であり、その製造に当たって、CO²排出量だけでなく、水の使用量に配慮・対策しなければならず、自社の事業によって水不足を引き起こす可能性も有る。また、アルコール飲料は嗜好品で有り、特に風当りが強くなることが予想される。

ご存じの様に、水資源については、SDGsの目標6に「すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」と有り、持続可能な社会を目指す優先度の高い目標の一つとなっています。

飲料メーカーのSDGsに対する取組みは、消費者層が全住民と言えるほど幅広く、サステナブル意識の浸透にも一役買いそうですので大注目ですね。

本日の投稿に当たっては、下記の書籍も役立ちました。全体の内容として、特にこれから取組みを強化しようとしている企業の経営層及び関係部署メンバーの方々には、非常に参考になる書籍だと思っています。


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