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舞台脚本へのアプローチの話。(2022年8月本番!いよいよ!)


#一歩踏みだした先に

一歩踏み出すというのは勇気がいるものだが、勇気を出せば、道が開けるというのも、また事実のような気がしている。

一歩踏み出した先に、夢は確実に現実化する。

ー--

私が脚本を書くのを本格的に再開したのは、2018年だ。32歳の時になる。

決して早いとは言えない、リスタートであった。

それから今年で4年が経とうとしている。

遅い再スタートになってしまったのには、体調的な理由や色々なことがあるが。それはまた別の話なので別の機会に。

リスタートということで、とりあえず、私がまず門をたたいたのが、月刊ドラマ誌の最後のページに毎月コラムが載っている、カワベ・シナリオ塾であった。

通信講座ではあるものの、

カワベ先生との出会いは、私の中で大きな転機となった。

脚本とは、情念を描写するもの。

ドラマの作劇を基礎から学び直した。

それから、次により映像脚本を勉強しようと思い、

日本シナリオ作家協会のシナリオ通信講座を受講した。

(通信講座を選ぶ理由は、自分のペースで進める方があっていると思ったからだ。カワベ辺先生、曰く。私は書くのが速い人らしい。)

作家協会通信講座での数か月、課題に沿って脚本の勉強をし、

ほぼ基本的なことは、習得し、無事に、修了生となった。


そこから公募に応募していく戦いが始まる。

私は、若き日に夢に見た、プロの脚本家になりたいという夢をあきらめきれないようなのだ。

だから、ただ待っているだけではダメだと思った。

自分からも積極的に作品を発表したり、制作したり、売り込んだりすることが必要に思えた。

そんな時、「シナリオ作家集団トキワ」というチームに出会う。


当時、映像脚本のプロ集団として活動をはじめたチームであった。

思い切って飛び込んだ。

私の当時の経歴としては、その時は、小さな映画コンクールの最終に残っていたくらいであった。

でも、受け入れてもらい、定例MTGに参加して、色々な案件に触れるようになっていった。そして、今日に至る。

また、同時期に、ラジオドラマ講座で出会った、メンバーと「トライライターズ」という作家ユニットを結成する。

こちらは舞台を、《面白く親しみ吸い物にしていこう!》をコンセプトにしたチームで、

2020年の2月(コロナ直前)にリーディング公演という、

朗読劇のような、舞台を上演した。


それが私が舞台脚本方面に筆を執る契機となった。

そんな中でコロナ禍突入!

これは、脚本を目指す私にとっては大ピンチであった。

なんとかしなくてはと思っていたところ。

2020年当時、「映像小屋」というコミュニティに、縁があって所属するとになったことから、一気に私にとっては、脚本の映像化への道が開けて行った。

映像小屋は2022年5月末で解散するのだが、

それまでに数多くの作品制作に携わることができ、

非常に多くの経験を積むことができた。

映像化作品としても実績が着実についてきた。

代表的なもの……

「君は存在が空気」(はじめての映像化)

MV「幸せあれ」(末吉ノブ監督との共同脚本)

また、私が青春モノが得意ということで、脚本を書いた、

短編映画「Distance」も印象深い。

(その他さまざまな作品があるのだが、ここで紹介しきれないので、詳しくはシナリオ作家集団トキワのHPにまとめてあるので下記リンクよりよかったら。)


また、音声ドラマを企画制作。こちらは継続して、配信を行っている。


また、これもご縁があって仕事として携わったボイスノベルが

ZOWA公式から2作品・配信になっている。

「ソーイングラブストーリー」


「月の裏側は見えない」



そして、私は、なにを血迷ったのか、舞台脚本の中でも、難しそうな、歌舞伎脚本にも挑戦した。

しかし、それが、なんと受賞!

「かざしの姫君」という御伽草子を題材にした作品で、奨励賞を頂いた。


(実は、ずっと作品としては温めていたものであったので嬉しかった)


これも、挑戦しようと思って一歩踏み出してみた結果である。


そして、色々な成果を引っ提げて、

この春から、ティーファクトリー主催の短編戯曲祭《花鳥風月》に参加している。

「春」公演では「恋する各駅停車」(2022年8月17日~31日 配信中)


「夏」公演では「浮遊惑星は銀河を彷徨う」(2022年8月23日~28日まで上演・新宿・雑遊にて)

共に、新作舞台脚本を書きおろした。


そもそもは、2021年に「短編戯曲祭 2020年の世界」(吉祥寺シアター)で短編「はるはじめ」という作品を上演していただいたつながりで……


「春」。そして「夏」も参加している。もしかしたら「秋」も参加するかもしれない。……そして「冬」も。


だから、2022年。今年は自分の中では、舞台の年なのである。

ー--

なんだか話が長くなってしまった。


まずは勇気をもって一歩踏みだす。

とにかく、ここから全てつながって行ってたように思う。


だから、私は、これからも一歩踏み出すことを迷わないだろう。

最終到達目標は、全国の劇場でロードショーするような映画の脚本を書くことだ。

とはいえ、可能性は、映像・舞台・音声ドラマそれぞれに感じているので。

様々な領域で、実績を地道に積み重ねていく所存です。

そして、引き続き、ガンガン書いていきます!

今後の執筆と制作の糧にしてまいりたいと思います。