今日、誰かを幸せにできましたか?
一日は無情にも24時間。睡眠や家事を考えたら、誰かと接点を持ち、会話したり一緒にできる時間はごくわずか。それでも誰かが誰かを支え、そしてあなたも支えられて世の中は成立つ。今日1日、一瞬でもいいから、誰かを幸せにできましたか?誰かを笑顔にできましたか?
1、「ひとこと」が雰囲気を変える
あなたが、誰かと会った時、まずはじめに「挨拶」ができていますか?単なる「おはよう」や「こんにちは」も、たかが一言ですが、その一言を言うだけで「あなたに向き合っています」というメッセージを含むことになります。
その言葉は、相手が受け止めるか否かは人次第かもしれません。それでも、耳から、音として、「挨拶」は響いて、認知し、どう対応するか、相手の脳に直接届いているはずです。
それを無視するか、応対するかは相手次第。コントロールできなくとも、相手に「届けた」という事実には変わりないのです。
そして、それを受けて、相手は「どう応えるか」を考えることになる。言ってみれば「向き合う」という点において、すでにボールを投げ返している状態。だから、精神的には「待つ」余裕ができる。
不安で押しつぶされそうな人ほど、自分でなんでも抱えがちな場合が多い。だから、そういう人ほど「挨拶」を通して、まずは人とのキャッチボールを先に返してしまうというのは、効果的なやり方だと思うのです。
2、相手の「いいところ」だけを見る
どんな人にも得意不得意、苦手なものだってあるでしょう。弱点だってもちろん。でも100点満点の人がいないように、誰にとっても凸凹な能力や成果であることは必然ということ。
だからこそ、相手の「マイナス」に目を向けて、減点をしていくのではなく、フラットに0点からはじめて、「プラス」の加点をしていく人間関係でありたいものです。
それは、毎回会うたびに0点にするといいのです。積み上がった相手への期待が、こちら側の過度な要求や不満をもたらすこともあるでしょう。あるいは、人間ですから、体調や成果が万全にできないことも…。
だから、毎回0点スタート。目を向いたら会釈してくれた。はい1点追加!というふうに、いろんなことのプラスに対して加点していけばいいのです。
「明るい挨拶」だった。1点
笑ってくれた。5点
「それいいね」と同意してくれた10点
そんな風に加点してたら100点なんて超えるでしょう。いや、超えていいのです。1000点でも1万点でも10万点でもいい。とにかく「加点方式」で人間関係を構築していく。ただそれだけでいいのです。
3、今日のワンフレーズで幸せを感じよう
今日1日を過ごす中で、色んな人から言われる言葉。これいいなというワンフレーズを思い出し、幸せを噛みしめることも、日々の幸福感や自己肯定感を感じる上で大切なことだと思います。
「わざわざこんなことまでやってくれてありがとう」
とこちらの丁寧さが伝わった言葉や、
「その貸してくれたペン、書き心地いいね」
でもいいでしょう。
小さなことでも、自分や自分がしてきたこれまでの積み重ねを評価されたり感謝されたら、それは自分にとってうれしいこと。「ああ、今日1日を生きてよかった」とそれだけで、生きる価値があったものというものです。
だれだって、不遇や不運は文句の一つも言いたいことでしょう。それを脳内から漏れるようにただ発するだけでは、負の共有を続けるようなもの。どんな状況でさえ、まず事実として受け止め、どれほど不遇かを直視し、笑ってしまえばいい。
「こんなひどい状況なんて!」という文字も、「怒り」で捉えるのと「笑い」で捉えるのでは180度意味が変わってきます。
起こることを楽しみ、笑い、そして、笑顔に変えていく。そんな前向きな姿勢や乗り越えていく態度こそが、他者の共感と共鳴を呼び寄せ、運気や結果をも引き寄せていくものだと思います。
あなたは、今日1日。誰かを幸せにできましたか?
誰かを幸せにできる言葉を発しましたか?
誰からの幸せな言葉を聞き漏らしたりしていませんか?
幸せは日常の小さなことに散らばっているのです。
さあ、幸せを集めよう。