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「副業って今の時代っぽいなー」と憧れつつも自分とは無縁な話だと思っていた私が、気づいたら副業を始めていた話


1.自分の軸が見えてきた

2か月前のこと。2019年が終わろうとしていた。
その年に初めて転職を経験した私は、どうしても、転職を通じて思ったことをまとめておきたいと思い、パソコンを前にしていた。

私には、Twitterを通じて知った好きなライターさんが何人かいた。
その人たちがnoteに書く記事は、思想はとがっているのに文章がどこか穏やかなのが心地よくて、過去記事にまでさかのぼって何度も読んだ。

私も文章を書いてみたい。そして今、明確に書きたいことがある。今しかない‥!
そう思った私は、転職の体験を文章にまとめ、初のnote投稿をした。

おそらく読むのに2分くらいはかかるであろうその投稿を読んで、反応をくれる人たちがいることが本当にうれしくて、私の「文章を書きたい」という思いは強くなった。

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また、時を同じくして2019年の終わりごろ。
会社のつながりで知った、とある講演会に参加した。

その講演会は2部構成で、第一部は農学系の大学教授の講演を聞くもの、第二部は農家さんのお話を聞くものだった。

第一部では、平成時代の日本の農業について、俯瞰した視点でその歴史・背景や問題点を学んだ。
そして第二部では、農家さんから、実感のこもった農業への熱い思いを浴びるように聞いた。

私は、今まで触れてこなかった農業という分野が、こんなに広がりとエネルギーにあふれたものであることに驚き、もっともっと知りたくなった。

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これらの2つの体験を経て迎えた、2019年の大みそか。私にははっきりとやりたいことができていた。
(ちなみに私の本業は経理である。)

私のこれからの柱は「会計×農業×文章」だ。

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ちなみに、「会計×農業×文章」だなんてかっこよく決めこんでいるけれど、正直それまでの私は、
「趣味は?」と聞かれれば、「うーん、特にないのですが、しいて言えば寝ることと食べることでしょうか」といった具合だったし、
「特技は?」と聞かれれば、「うーん、特にないのですが、しいて言えばけん玉と金魚すくいかな」だなんて、
お前は小学生からちっとも成長していないな、とつっこみを入れたくなるようなありさまだった。(まあそれはそれで私らしいのでアリだけれど。)


2.副業と出会った

そんな感じで新年を迎えた。
お正月休みは実家に帰ってぼーっと過ごしていた。そんなとき、あるツイートが目に留まった。

“ライター募集“。ライター経験がなくてもOK。副業としての参加も歓迎ー。
なにより、私が今まさに知りたいと思っていた「農業」分野のメディアでの募集である。

さらには、そのメディアの編集長は、つい最近Twitterを通じて知った人なのだが、noteの自己紹介を読んだことでなんとなく人柄は理解していて、この人とならぜひ一緒に働きたい、と思える人だった。

これはまたとないチャンスだと思った。

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また、先述のとおり私は2019年に転職をしたのだが、転職先の会社は、本業に活かせるものであれば副業をすることも認めている会社だった。

そんな時代の潮流をおさえた会社に入ったことは誇らしく、ただ一方で、自分が副業をする気は全くなかった。
それが、入社からものの4か月後には、「文章」「農業」という2つの興味分野の出現とTwitterというSNSツールによって、こんなに鮮やかに状況が変わってしまうなんて。

令和が来たのを感じた。(なお、時すでに令和2年。)


3.私のこれから

副業も、SNSも、身近にせまっているのは感じていたけれど、それが実際に自分の人生に大きな影響を与えるところまで来ていることには素直に驚きを覚えるとともに、いったいこれから何が待っているのだか、当の本人がよくわかっていないような状況である。

ただひとつ言えること、それは、私がひとえにたくさんの理解に支えられ、その支えによって(興味の赴くままに)新しいことへの挑戦ができているということである。そのことに感謝する日々である。

また、与えられるだけでなく私も与える人間になりたい。私は今、日本の農業についてマクロな視点とミクロな視点の両方で知識を増やしたいと考えていて、ゆくゆくは、何か日本の農業に貢献できるようなことをしたいと思っている。

まだ形にならないそれらの夢を、ぎゅっと抱きしめて。とりあえず今日はもう寝ます。おやすみなさい。