叶平川@サイシードCOO
外資コンサル出身エリートが転職先候補として、2年間で70社の企業と面談を重ねて辿り着いた悟りの境地
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外資コンサル出身エリートが転職先候補として、2年間で70社の企業と面談を重ねて辿り着いた悟りの境地

叶平川@サイシードCOO

こんにちは、サイシード叶です。今回お届けするのは、サイシードで活躍する社員の仕事観や、その背景にある思考のプロセスを丁寧に紐解くインタビューシリーズ、その名も「サイシード社員が語る 現実主義で何が悪い?」です。現実主義者として自らが進むべき道を論理的に思考し、合理性を追求し続ける様を、インタビューを通じて紹介します。

「美しい生活」を求めて。そのこだわりは、加減を知らない。

水上 皐(仮名)
プロジェクトマネージャー

毎日ピアノを弾いたり、隙あらばダイビングに行ったりと多趣味な水上は、仕事を選ぶ上で「理想の生活を送ることができるかどうか」を最も大切にするという。そんな水上が考える理想の生活とは。そしてなぜサイシードというベンチャー企業に入社を決めたのか。建前禁止の本音インタビューで、リアリストの価値観を丸裸にします。

<profile>
工学部卒業後、コンサルティングファームを経て株式会社サイシードに入社。現在はLINE内で動くアプリ開発サービス「モンキーアプリ」のプロジェクトマネージャーを務めると同時に、セキュリティ方針の策定など社内のルール整備も担当。

一度足を止め、自分にとっての理想の生活を紐解いた結果、サイシードへ。

ー今日はインタビューに協力してくれてありがとう!仕事選びで重視することや、ワークライフバランスの考え方に至るまで建前なしでお伺いできればと思っています。

水上 こちらこそよろしくお願いします。恥ずかしいので仮名で語りますが、可能な限り包み隠さずお話できればと思うので、何でも聞いてください。

ーインタビューを依頼したときから、「本名も、顔写真も絶対NG」と言ってましたもんね(笑)。徹底的なリスク管理!

水上 名前と顔を出すことの、リスクリワードが見合わないと思うんです。そこまで身を削って会社に奉仕したくはないなと…(笑)。

ー冒頭から本音で話してくれてありがとう。分かりました、大学も前職も秘密でいきましょう。ではさっそく、サイシードに入社するまでのキャリアについて教えてください。

水上 学生時代から技術経営に興味があり、工学部卒業後に製造業に強みを持つコンサルティングファームに入社しました。R&D部門と協働しての新規事業や中期経営計画の策定、M&Aにおける企業価値の評価など、1つの業務に閉じることなく多様な経験をさせてもらいましたね。

ー若手でそこまで手がけていたなんて、とても活躍していたんだね。

水上 タフな環境ではありましたが、前職では本当に貴重な経験をさせて頂いたと思っています。ただ、仕事で大成したいという気持ちがあったかというとそうでもなく、どちらかと言えば日々の生活や趣味を大切にしたいという想いがありました。転職を考えた理由も、自分にとっての理想の生活を送りたいと思ったためでした。

ー水上さんが考える理想の生活とは、どのような生活なんだろう?

水上 具体的に説明すると、

  1. 好きなタイミングで旅行やダイビングができること

  2. 毎日楽器の練習や読書をする時間があること

  3. 毎日8時間眠れること

この3つが達成されている状態が、私の考える理想の生活ですね。前職の仕事にはやりがいを感じていたものの、理想の生活を実現するのは難しい状況でした。

水上 皐(仮名) 優先順位のピラミッド

ーそこで、転職を決意したと。
水上 そうです。転職を検討するにあたり、先に挙げた3つを実現するためにはどのような労働環境が最適かを整理することから始めました。好きなタイミングで旅行などに行くためには、有給休暇がとりやすくある程度の給料が確約されている必要がある。毎日楽器の練習をしたり睡眠時間を確保するためには、労働量をコントロールして自分の時間をつくる必要がある。そこでまずはじめに、規模や業界、業務内容を特に絞らず、少しでも興味を持った企業を約70社リストアップした上で、上記の条件に当てはまる企業を絞り込むことにしました。

ー約70社も…! 一体どのように進めていったのか、詳しく教えてほしいです。

水上 二段階に分けてスクリーニングを行いました。一段階目の基準は、入社後にすぐ辞めたくなったり、事業継続が難しくなるようなリスクが無いかどうか。リスト化した約70社については、カジュアル面談や個人的なコネクションを主に活用しながら、約2年間かけて情報収集を行い、自分とカルチャーが合うかや経営方針・状況などを一つひとつ確かめていきました。また、事業ドメインに対してこだわりが強すぎる企業は、良くも悪くも事業のピボットが難しいのではという懸念があったため、今回はリストから外すようにしました。

ーその過程を経て、なぜ最終的にサイシードを選んだのだろう?

水上 二段階目の基準は、給料と労働時間のバランスが取れているかどうか。具体的に言うと、最低年3回は沖縄に行ける給料がもらえ、仕事をした上で趣味に使える時間が2~3時間ほど残り、8時間寝れる働き方ができること。特にスタートアップの場合は、事業フェーズによってはタフな働き方が求められる場合も少なくないので、このあたりはかなり慎重に確認するようにしました。一段階目の基準を通過した企業を、報酬・労働時間の2軸でプロットした所、一番「ユートピア(≒報酬・労働時間のバランスが取れている)」に近かったのがサイシードだったため入社しました。なお、転職時に収集した情報や当時感じたことは、全てスプレッドシート上で管理しており、サイシードに入社した今も、当時お話を伺った企業については継続的にウォッチするようにしています。

ー転職後の今もウォッチしているんですか!?目的はよくわかりませんが、変態ですね。ちなみに、「報酬・労働時間の2軸でプロットした」とのことだけど、その分類について詳しく教えてもらってもいいですか?

水上 皐(仮名)が分類する企業群

水上 厳密に分類した訳ではないんですが…報酬の多寡・労働時間の長短で企業を4つのグループに分けました。それぞれのグループについて簡単に補足しますね。

天空闘技場は、メガベンチャーやコンサルティングファームなど、報酬は高いけれどもタフな働き方が求められる企業群です。趣味や睡眠のための時間を確保するのが難しそうだったため、今回は候補から外しました。

地下帝国は、労働時間に対する報酬が少ないなという印象を受けた企業群です。事業内容が面白そうな企業も多かったのですが、今回の仕事探しの目標は、あくまで理想の生活を実現できること(≒報酬・労働時間のバランスが良い)だったため、候補から外しました。

ー「天空闘技場」と「地下帝国」(笑)。HUNTER×HUNTERとカイジを知らない人には伝わりませんね。「ムーミン谷」は、どんなグループなんだろう?

水上 ムーミン谷は、働きやすそうな環境が整っているものの、やはり報酬が物足りないなと感じた企業群です。我ながらなんてわがままなんだと思いましたが、理想の生活を実現するためには、報酬を妥協するわけにはいきませんでした。

ー企業選びで大切にする軸がブレなかったんだね。じゃあ、ムーミン谷は報酬面だけが惜しかったのかな?

水上 実は、この企業群に関しては報酬以外にも懸念点がありました。仮に自分が経営者だったとして、社員の労働時間を短くしようと思った場合、できる限り業務を定型化するか、もしくは管理職の負荷を上げるかだと思います。前者の場合は、定型業務しか担当しないためスキルが身に付かない、後者の場合は、管理職になった際に一気に労働負荷が上がってしまう。いずれにせよ、長期的な視点で見ると理想の生活が失われるリスクがあると感じたため、候補から外す事にしました。

ーたしかに、そうした事態は起こり得るよね。サステナビリティの観点が見に染み付いてる。
では最後のグループ、「ユートピア」についても教えてください。まず、どうして「ユートピア」という分類名にしたのでしょうか?

水上 一言でいえば、このグループに当てはまる企業がほぼ無かったからです。ユートピアという言葉は、イギリスの思想家トマス・モアによって書かれた本の中に出てくる造語で、「どこにも無い場所」というような意味です。エンジニアは別として、ビジネス系の職種の場合は報酬が高くて労働時間が短い企業というのはなかなか見つからない事から、ユートピアという分類名にしました。

ー報酬が高くて労働時間が短いって、理想ではあるもののかなり実現するのは難しいもんね。あてはまる企業を見つけるのはすごく難しかったんじゃない?

水上 その通りで、正直ユートピアに分類される企業はほとんどありませんでした。そんな中、ギリギリの所でユートピアに引っかかったのがサイシードだったんです。ただ、入社前からの信頼関係構築や入社時の交渉、入社してからのコミットメントによる更なる信頼獲得により、結果的にユートピア環境を実現できている訳であって、最初からユートピアだったわけではありませんでした。

ー何もせずにユートピアな環境を得ることができたわけではないと。

水上 そうですね、努力の末に勝ち取ったんです。努力って大事だなとひしひしと感じました。

やりがいのある仕事と、美しい生活の両立を実現。

ー単刀直入に聞きたいんだけど、現在、水上さんが思い描いていた理想の生活を送ることはできていますか?

水上 胸を張って実現できていると言えます。実現できているどころか、去年はほぼ毎月ダイビングや旅行に行っていたので、実現しすぎているほどです。私の1日のタイムスケジュールを具体的に言うと、朝8時頃起床し、珈琲豆を挽いてゆっくりする。その後10時から19時頃まで仕事を行い、夕飯を食べてから楽器を弾いたり読書をしたりして過ごす。21時に筋トレをして、22時にお風呂を溜めてNetflixを観ながら入浴。そして0時には就寝、というスケジュールです。我ながら美しい生活をしていますね…。惚れ惚れします。勿論、忙しい時期には美しくない生活をすることもありますが…(笑)。

水上 皐(仮名)の1日の時間の変化

ー美しい生活、素敵ですね。理想の生活は実現できているとのことだけど、とはいえ入社するにあたって、懸念点はなかったのかな?

水上 私が入社した当時のサイシードはリクルート出身者が多く、前職のコンサルティングファームとはカルチャーがかなり異なっていたので、内向的な性格の自分がうまくやっていけるのかという懸念はありました(笑)。また、私は何かに取り組んだり課題を解決する際に自己完結してしまうことが多く、コンサルタント時代も上司から「もっと人を巻き込む力をつけようね」と言われ続けてきたので、個性豊かなサイシードのメンバーとどう上手く仕事をしてくかも懸念事項の一つでした。

ー確かにリクルート出身者が多かったね。その懸念をどう払拭したのでしょうか?

水上 払拭したというよりも、視点を変えましたね。人を巻き込む力があるメンバーと一緒に働くことにより、私も巻き込み力を身につけることができるかもしれない。もしくは、タッグを組んでお互いの強みを活かすことで、弱みを補完しあえるかもしれないと。

ー懸念点をポジティブに捉え直して、いざ入社したと。ではここからは、実際に入社した後の働き方について教えてください。まず、現在の業務内容について簡単に教えてもらえますか?

水上 現在は主に2つの業務を担当しており、1つはLINE内で動くアプリ開発サービス「モンキーアプリ」のプロジェクトマネージャー、もう1つは各種認証の取得やセキュリティ方針の策定など、社内体制の整備を手がけています。

ーたしか、それらの業務に従事するというのは、入社前から決まっていたわけではなかったんだよね。

水上 そうです。私の場合は業務内容を決めずにオープン枠として入社したので、最初は各業務をローテーションさせてもらいました。モノを作る・宣伝する・売るという事業の基本を経験すべきだと思ったので、最初は法人営業から担当しました。様々な業務を担当していくうちに自分の適性がみえてきて、最終的には、お客様の意図を汲み取ってマネジメントしていく能力を評価され、マネージャーを任されるようになりました。また、細かな仕事が得意なことから、セキュリティ体制の整備も担当する事になりました。

ー得意なことに合わせて業務を決めていったんだよね。今の業務にやりがいを感じる瞬間はありますか?

水上 お客様とのディスカッションの中で生まれたアイデアが、要件定義を経て目に見えるシステムとして構築され、実際にユーザーに使われる際にやりがいを感じますね。前職では目に見えないサービスを提供する立場だったので、これは現職ならではのやりがいだと思います。

ーやりがいのほか、面白みを感じるのはどんなときでしょうか?

水上 プロジェクトマネージャーは、社内のメンバーやお客様など様々な人々を巻き込んでプロジェクトを進めていく必要がありますが、プロジェクトメンバーの意見が対立した際に、全員が納得できる落としどころを見つけられた時などは、人を巻き込む事の面白さと奥深さを感じますね。ルール整備については、どうしたら皆が自動的にルールを守ることができるかの仕組みを考え、試行錯誤しながら進めていくことに面白みを感じています。

<野生のクジラと目が合った時は水中で思わず涙を流した>

今の生活を維持しつつ、組織をさらに成長させていきたい。

ー理想の生活を送れているとのことだけど、逆に、今の働き方や組織に対して不満はありますか?

水上 私の場合、特定のチームに属さずに遊軍的に働いているので、同僚からのフィードバックを得る機会が少ないという点ですね。チームメンバーや直属の上司がいるわけではないので、社内のメンバーに何か業務を依頼した際に、その人が最良のアウトプットを出すために、自分の依頼方法やコミュニケーションが最適だったのかの検証ができないんです。今後は、定期的に同僚にヒアリングを行うなど、フィードバックを得るために能動的に動いていきたいですね。

ーフィードバックをもらうために、自分から動こうという姿勢が素晴らしいね。他に何か、組織に対して思うことはありますか?

水上 素直にすごいなといつも思うのが、チーム関係なく助け合えることですね。先程話した通り、私は単独で業務を行うことが多いのですが、困ったことがあると、営業もエンジニアもすぐ相談に乗ってくれるんです。特に社内体制の整備については、各メンバーの担当業務の棚卸しをする必要があったのですが、営業やエンジニアに「この業務って誰が何をやっているんですか?」と聞くと、すぐに業務の全体像や担当者を教えてくれるんですよね。このスピード感と思いやりはサイシードという組織の強みだと思います。

ーチームや職種関係なく助け合えるのは確かにうちの会社の強みかもしれないね。最後に、今後についても聞きたいんだけど、水上さん自身の目標はありますか?

水上 正直言うとないですね(笑)。今の美しい生活を末長く実現し続けたい。ただそのことに尽きますね。

ーなるほど(笑)。正直にありがとう。では仕事関連の目標はどうでしょうか?

水上 自分が担当している業務を仕組み化することですかね。現状はかなり属人的なので、私が急な体調不良になったり、旅行先の離島から帰れなくなってしまったとしても、他の人がスムーズに回していけるような状態にする必要があると思っています。社内体制の整備については、ルールが増えれば増えるほど守るのが面倒になってしまったり、確認に時間がかかるので、意識せずとも皆が自然とルールを守れるような環境を整えていきたいです。

ー組織をよりよくしていくために、変化していきたいと。

水上 そうですね。美しい生活を続けていられることに感謝しつつ、これからも組織に貢献し続けたいです。

リアリストの余談

このコーナーは、本記事の内容には全く関係なく、自由に述べてもらうコーナーです。興味があること、読者の方に伝えたいことなど、とにかく自由に語ってもらいます。

沖縄や海外に行かなくてもダイビングはできる!静岡のダイビングスポット3選

この記事を最後まで読んだ方は既に気がついているかと思いますが、私はダイビングが大好きです。このコーナーでは、東京から日帰りで行けるお気に入りのダイビングスポットについて語らせてください。

1位は、西伊豆にある田子。秋になると真っ赤なサクラダイの群れと珊瑚のマリアージュを見ることができ、あまりの美しさに水中でため息が出ます。

2位は同じく西伊豆の雲見。ダイナミックな地形が特徴で、冬には色とりどりのウミウシを何十種類も見ることができます。

3位は南伊豆にある神子元。ここは日本で最も難易度が高いダイビングスポットの一つとされているのですが、運が良ければハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)の大群を見ることができます。その光景を見るだけで生きていてよかったと思えるほどです。

<ハンマーの群れが頭上に現れた時は水中で思わず涙を流した>

熱く語ってしまいましたが、それほどまでにダイビングにはたくさんの魅力が詰まっているんです。人間は普段、重力によって二次元平面上しか動くことができませんが、海の中では縦横斜め、自由自在に動くことができる。また死と隣り合わせなため、自分が生きていることを実感できる。語りきれないほど魅力があるので、もし興味がある方がいたらぜひ叶にDMをして声をかけてください。
カジュアル面談も兼ねて一緒に潜りに行きましょう!


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元リクルートキャリア(特に何もせず)|メインスキル:マーケティング、プロジェクトマネージャー|隠れ不動産クラスタ|DIY好き|強い仲間を採用するためにnote始めました!TwitterのDMお待ちしてます。