北の大地とチーバ君の耳あたりでの戦い~2023カープまとめVol.11~
セカパカ交流戦も2週目に突入。
今週は、北海道と千葉という、なかなかの長距離ロード。
選手も疲れがたまると思いますが、いい結果になったのでしょうか?
6月6日(火) 北海道日本ハム戦 エスコンフィールド北海道
カープ初見参の新球場エスコンフィールド。
札幌ドームでは日本シリーズで3連敗するなどいいイメージはありませんでしたが、この日も劣勢からスタートとなりました。
3回に大瀬良が2ランホームランを浴び0-2となりますが今日の大瀬良はここから粘り追加点を与えません。
打線は、4回に堂林のタイムリーで1点差に迫ると、8回には西川、松山のタイムリーで逆転!
7回から救援し1イニングをおさえた栗林が、3年目でプロ初勝利となった。
ここまで、通算75セーブをあげている守護神が苦戦を強いられているが、この勝利をきっかけにまた調子を取り戻してほしいと思う。
6月7日(水) 北海道日本ハム戦 エスコンフィールド北海道
先発は九里。
ここまで自身2連勝中だが、この日も相手打線に得点を与えない。
一方、打線も相手先発加藤の前に得点があげられないが、ようやく5回坂倉のホームランで1点をあげる。
結局、この虎の子ならぬ鯉の子の1点を、ターリー、矢崎の継投で守り抜き、2連勝!
今季交流戦初のカード勝ち越しを決めた。
6月8日(木) 北海道日本ハム戦 エスコンフィールド北海道
先発はいまだ勝ち星のないコルニエル。
この日も、2回に先制点を許すが、打線が3回に菊池、5回に野間のタイムリーで逆転に成功。
これまでのコルニエルだと、勝ち投手の権利を意識して、5回裏に粘れないパターンであったが、5回もなんとか逆転は許さず、7回2失点のHQS達成!
9回には田中広輔の3ランホームランも飛び出し圧勝。
見事5年ぶりとなる、交流戦同一カード3連勝。
これで6球団同率ながら交流戦首位に立った。
6月9日(金) 千葉ロッテ戦 ZOZOマリンスタジアム
北海道から長距離移動後の試合。
そんな中、先発床田が序盤から安定した投球で試合を作る。
攻撃は3回、西川、秋山のタイムリーで2点を先制。床田に嬉しい援護点が入る。
床田は8回1失点のHQS達成!
9回矢崎が1点を失うも逃げ切り、見事4連勝。
交流戦同一首位をキープした。
6月10日(土) 千葉ロッテ戦 ZOZOマリンスタジアム
連勝を伸ばし勢いに乗りたいところだが、先発森下が、なかなか安定せず序盤から失点。
いつもは無援護ではあるが、この日の打線は會澤のホームランなどで点を返し、シーソーゲームの様相となる。
7回に秋山のタイムリーで逆転に成功し、逃げ切るかと思われたが、8回にターリーが同点打を許すと、9回栗林がサヨナラ打を許し連勝は4でストップ。
栗林は今季6敗目。正念場ではあるが、なんとか復活してほしい。
6月11日(日) 千葉ロッテ戦 ZOZOマリンスタジアム
相手先発は佐々木朗希。
苦戦が予想されたが、その通り序盤から160キロ越えのストレートと落ちる球でカープ打線を翻弄。4回まで一人のランナーも許さない。
3回には、不安定ながらなんとか粘っていたカープ先発黒原が4番山口にグランドスラムを浴び敗色濃厚となる。
そんな中、5回にようやく佐々木からランナーを出すと、四球とヒットで満塁とし、羽月が165キロも出す佐々木から2点タイムリーを放つ。
羽月は今シーズン初ヒットではあったが、走塁面も含め、ここぞという集中度は成長を感じます。
5回裏に2点をとられ再び4点差となるが、森浦、中村祐太の無失点リレーが徐々にカープに流れを呼び込み、8回田中広輔のタイムリーで2点差。
9回には、守護神益田から秋山のタイムリーで1点差まで迫り、なおも1アウト満塁。
しかし、後続が続かず、惜しい敗戦となった。
昨年まで3シーズン連続で交流戦最下位とパ・リーグに圧倒されていたカープではあったが、ここまで12試合を終えて勝率五割をキープ。
土日の敗戦も、パ・リーグ上位の千葉ロッテ相手に最後まで粘りを見せての敗戦。
あまり力の差を感じませんでした。
新井カープの戦いは明らかに去年までとは変わってるように感じます。
ただ波に乗りそうになると、失速してしまう浮き沈みが激しいのも今年のカープ。
なにかをきっかけに長期連勝街道に突入し、上位に迫る戦いができればいいと思います。