ユタ大学に留学中!「脳科学」を学んでいます
自己紹介
こんにちは、私は野原研人と申します。
現在、アメリカのユタ大学に留学しており、心理学を専攻しています。また、コンピューターサイエンスを副専攻として学んでいます。特に、脳科学と神経科学に興味があり、将来的にはヒューマンファクターの分野で研究を進めることを目指しています。
私は東京出身で、2022年にユタ大学に入学し、留学期間は2026年までの予定です。この留学を通じて、異なる文化や価値観に触れることはもちろん、アメリカでの研究環境や技術にも多くの刺激を受けています。
留学生活では、学業に加え、日本文化を紹介するボランティア活動にも力を入れており、ユタ州に住む日本人学生コミュニティの副リーダーとして、イベントの企画や運営にも携わっています。こうした活動を通じて、異国での生活の中でも日本とのつながりを大切にし、たくさんの友人や仲間と貴重な経験を共有しています。
失敗からの留学!?
私はもともと、日本の国立大学を目指して勉強していた理系高校生でした。しかし、希望していた国立大学には不合格となり、しぶしぶ私立大学に進学しました。その頃から、目標を失ったような気持ちになり、やる気がなくなってしまったのです。その結果、次第にバーンアウトし、深刻な鬱状態に陥りました。
そんな中、親からの提案で留学という選択肢を初めて真剣に考えるようになりました。最初は戸惑いましたが、「新しい環境で自分を変えたい」「英語も学んでみたい」という思いが次第に芽生え、ユタ大学での留学を決意しました。留学は私にとって、ただ学問を学ぶだけでなく、自分自身を立て直すための新たなスタートでもありました。
ユタ大学!
ユタ大学(The University of Utah)は、アメリカのユタ州ソルトレイクシティに位置する公立大学で、1850年に設立された歴史ある大学です。
研究型総合大学として知られており、特に医療、工学、コンピュータサイエンスなどの分野で優れた教育と研究が行われています。大学のキャンパスは広大な自然に囲まれ、四季を通じて様々なアウトドア活動も楽しめる環境にあります。
ユタ大学は、全米トップレベルのコンピュータサイエンスやバイオメディカル分野での教育と研究が強みです。
また、Human Factors(人間工学)やニューロサイエンスといった分野でも注目されており、これらの分野で学びたい学生にとって非常に魅力的な大学です。
特に、スタートアップ企業や技術革新の支援を行うインキュベーター・プログラムが充実しており、起業や技術発展に興味のある学生にとっても多くのチャンスがあります。
学内には留学生サポートが充実しており、キャンパス内での多様な文化交流イベントや、留学生向けのカウンセリングサービスも提供されています。日本人留学生も少なくなく、現地での生活に適応するためのサポートも豊富です。ソルトレイクシティは比較的治安が良く、生活コストも他の都市に比べて抑えやすいため、留学先として非常に魅力的です。
ユタ大学の入学難易度・選考は?
ユタ大学の入学難易度は比較的中程度で、全体的な合格率は約50%前後です。
入学選考では、高校の成績やGPA、SATまたはACTのスコア、課外活動、エッセイが重要な要素です。特に人気のある学部、例えばコンピュータサイエンスや医療系では入学基準が高く、競争が激しくなります。留学生の場合、TOEFLのスコアは通常80点以上、IELTSは6.5以上が求められます。
入学の際には、これらの基準を満たすことが重要です。
オフキャンパスでの生活!
私はキャンパスから交通機関で10~15分ほどにあるオフキャンパスのアパートに住んでいます。
オフキャンパスでは、ブラジル人、タイ人、韓国人、そして日本人のルームメイトたちと一緒に、多国籍な環境で賑やかに暮らしています。各国の文化や料理をシェアする機会が多く、お互いの国の食材や伝統的な料理を作り合ったりして、まるで世界を旅しているかのような感覚を味わえます。
例えば、ブラジルのフェジョアーダや、タイのパッタイなど、これまでに食べたことがなかった料理に挑戦するのが楽しみの一つです。
また、地元の「Smith's」というスーパーマーケットでは、日々の食材や日用品を揃えることができ、気軽に利用しています。
時々、ちょっと懐かしい日本の食材が恋しくなることもありますが、そのときは「Japan Sage Market」や近くのチャイナタウンに足を運んで、日本の食品やアジアの食材を購入することができます。友人たちと一緒にお寿司を作ったり、タイ風カレーを作ったりして、異文化交流を楽しむ日々です。
交通の面でも、ユタ大学の学生は「TRAX」という路面電車やバスを無料で利用できるのが嬉しいポイントです。TRAXは日本の路面電車に似たシステムで、ユタ州内のダウンタウンや郊外までアクセスが可能です。友人と一緒に無料で遠出することができるので、ショッピングや観光にも気軽に出かけられます。週末には、TRAXを使って近くの観光スポットやカフェ巡りを楽しむことが定番になっています。
さらに、秋休みには近くのアイダホ州にあるポカテロやTwin Fallsまで、ルームメイトたちと一緒にロードトリップに出かけました。車で広大なアメリカの風景を眺めながら移動し、道中ではたくさんの写真を撮ったり、地元の美味しいグルメを堪能したりと、まさに映画のような体験でした。ポカテロでは、美しい自然に囲まれたハイキングを楽しみ、Twin Fallsでは絶景の滝を見に行きました。このような特別な体験ができるのも、留学生活ならではの魅力だと感じています。
留学するまでは想像もできませんでした
留学をして本当に良かったと感じる理由はたくさんあります。
まず、英語だけでなく、他の言語にも触れる機会が増えたことが挙げられます。僕の場合は、韓国語を学び始め、少しずつ話せるようになりました。多言語を話すことができると、異文化の人々とのコミュニケーションが一層楽しくなり、視野が広がります。
また、ユタ大学では非常に幅広いクラスを取ることができ、自分の興味や将来のキャリアに直結する内容を学ぶことができます。心理学やコンピューターサイエンスだけでなく、他の分野にも触れることで、自分がこれからどんな方向に進んでいきたいのか、より明確になりました。
さらに、留学中には多くの人と出会い、そのつながりが自分にとって大きな財産となっています。
クラスメートや教授だけでなく、バイトやインターンシップを通して出会った人々とも関係を築き、それぞれが異なる背景や視点を持っているため、学ぶことが非常に多いです。実際に、バイトでは仕事のスキルだけでなく、時間管理やチームワークの大切さも学びました。
これらの経験を通じて、自分の成長を実感することができ、留学を通して得たものは計り知れません。
また、ユタ大学では学内外での多様なイベントやアクティビティにも参加する機会が豊富です。特にロードトリップなどのアメリカらしい体験も楽しみました。このように、学業だけでなくプライベートでも新しい経験ができ、人生全体が豊かになる感覚を味わっています。
これから留学を目指す人へ
これから留学を目指す皆さんへ、僕の経験を通して一つ強く伝えたいのは、「挑戦することを恐れないでほしい」ということです。
僕も最初は、日本の国立大学を目指していましたが、不合格の結果を受け入れるのは本当に辛かったです。その後、私立大学に進学しましたが、やる気を失い、バーンアウトしてしまいました。そんなとき、親の勧めで留学を決意し、ユタ大学に来ることになりました。
留学の道のりは決して簡単ではありませんでしたが、その先には予想以上の成長と喜びが待っていました。
異文化の中で生活することで、自分の視野が広がり、さまざまな価値観や考え方に触れることができました。英語だけでなく、韓国語まで話せるようになったのも、留学生活ならではの素晴らしい経験です。
学業面では、幅広い分野のクラスを取り、自分の可能性を広げるチャンスを掴めました。そして、バイトやインターンシップを通じて、単にスキルを身につけるだけでなく、社会で必要な実践的な経験も積むことができました。
生活面では、ブラジル、タイ、韓国、日本と、多国籍のルームメイトと共にオフキャンパスで生活し、さまざまな文化に触れることで、日々が本当に刺激的です。
さらに、アイダホ州へのロードトリップなど、アメリカならではの冒険も楽しんでいます。チャイナタウンやJapan Sage Marketでの買い物や、無料で使えるTRAXやバスを活用して、広範囲にわたる移動も便利です。
ただし、この留学生活があるのは、周りの人々の支えがあってこそだと強く感じています。特に親には本当に感謝しています。
僕が落ち込んでいた時、留学の道を勧めてくれ、今もサポートしてくれる家族がいなければ、ここまで来ることはできませんでした。だからこそ、留学を目指す皆さんにも、親や家族、周りの人々への感謝を忘れないでほしいと思います。どれだけ自分が頑張っているとしても、それを支えてくれる人たちがいるからこそ、挑戦を続けることができるのです。
挑戦することがどれだけ自分を成長させ、人生を豊かにするかを実感しました。
もし皆さんが何かに迷っているならば、思い切って留学という選択肢に飛び込んでみてください。自分を信じて一歩踏み出すことで、きっと新しい世界が広がり、将来の自分に大きな力を与えてくれるはずです。そして、その道を歩む際には、常に感謝の気持ちを忘れずに、周りのサポートに感謝しながら進んでください。