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スイスはいいぞぉ~~~!!

「え、スイス??」

ドイツ語を勉強している以上、留学すると言えばドイツに行くのが普通です。それでも僕はスイスを選びました。そしてこの選択は正しかったと心の底から言うことができます。もうね、最高ですよ、スイス。

「どうしてスイスを選んだの?」

この質問は避けて通れません。専攻の同期にも、留学先で出会った友人にも、みんなにスイスを選んだ理由を聞かれます。しかし私はこの問いに明確な答えを持っていません。留学先を決めるとき、協定校にチューリッヒ大学があるのを知り、「ピーン!」と来るものがあったんです。「え、カッコいじゃん、スイス!」ってね。一目惚れだったのです。

スイスって聞いてみなさんは何を思い浮かべますか。

ハイジ?チーズ?チョコレート? 永世中立国って答える人もあるかもしれません。全て正解です。しかしスイスが持つポテンシャルはそれだけではありません。住めば住むほど魅力に気付いていく国、それがスイスなのです。

治安がとっても良い!!これについては詳述するまでもないでしょうが、少なくとも日本と同程度あるいはそれ以上に治安は良いと思います。背景にはこの国に住む人の豊かさがあります。人間、食っていく金に困ってなければ悪さには手を出さないものです。ホームレスの人を見かけたり「お金ちょーだいよぉ」って話しかけられることも滅多にないです。

この治安の良さ、旅行でスイスを出るともう恋しくてたまらないんです。それなりに治安よさそうに思えるドイツでさえ、実際行ってみると「え、なんかガラわる、、」とすこしガッカリします。パリなんて最悪だそうで、花の都はどこへやら。スリとひったくりに常に狙われる戦慄のダンジョンと化しているそうです。

周辺国から帰ってきて、チューリッヒ中央駅のプラットフォームに降り立った瞬間、毎回「あ、(スイス)好き♡」って思っちゃう。もう雰囲気から安心感があふれてる。もちろん、油断しきっていい訳ではないですよ!

交通機関が時間に正確!! 日本人からしてみれば当たり前ですが、例えばYahoo乗り換えで表示されるような効率的な移動なんてのは海外では結構難しい。最大の原因は公共交通機関の遅延です。その点、スイスはかなり時間に正確で、乗換案内アプリが指示する行程そのままに快適な移動ができます。

電車の乗り心地がいい!! 個人的にはこれが結構な推しポイント。車体そのものががっちりしているしレールの幅も日本とは違うのか、ほとんど揺れないしとても静かです。最初にチューリッヒ空港からSBB(スイス連邦鉄道、JRみたいなやつ)でコンスタンツまで行った時はホントに感動しました。新幹線みたいな乗り心地です。

そしてスイス最大の魅力と言えば、なんといっても自然の豊かさ!!日本も自然豊かじゃん~って思うかもしれませんが、日本ってほとんどが森じゃないですか。どこにいっても同じような森が続いていてそんなに変化に富んでない感じ。

しかーし、スイスは九州と同じくらいの面積なのに、日本よりもダイナミックな自然が広がっております。いやほんとに良い所に国を建てたなって感じですね。たとえチューリッヒに住んでいても、電車で1時間もあれば見事な山々の絶景を味わうことができる。しかも、その道中の車窓が美しんだなこれが。

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この自然の美しさ、あるいは身近さというものに心惹かれるのは、私が日本に住んでいたという属性が少なからず影響しているのではないかと思います。豊かだった自然は見事にぶち壊され、急速な都市化の中で多くの人々はコンクリートやアスファルトの手触り、匂いに囲まれて生活しています。東京や大阪といった大都市圏への集中はいまだに続いているようで、驚きを隠せません。

一方のスイスはというと、自然が自分たちの武器であることをしっかり自覚しています。1つの都市に人口が集中することもなく、バランスのいい国土の利用が出来ています。

「美しい国ニッポン」

とはよく言ったものです。もちろん日本にも美しい自然はたくさんありますが、都市部近郊においては皆無でしょう。あるのは無数の電線と無機質なビルに遮られた小さな空だけ。「いっぺんスイスに来てみろ」と言いたくなります。

そんなわけで、日本にも似ているところはあるけれど、日本よりも圧倒的に勝っているところもあるスイス。あるいは自然との共生という点での「アンチテーゼとしてのスイス」に、私は心惹かれるのです。

スイスはいいぞぉ~!!

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