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制作日誌03 「久しぶりのジャム瓶作り」

(ツバキ)瓶詰めのジャム作り、ひさしぶりですね

(オトハ)昔は作っていたのですか?

(ツバキ)はい。出来あがった瓶を置く広さがとれないとできないので、最近はなかなかできずにいたのですが。…今なら瓶を並べられますし

…旅人さまの姿が見えない、しんと静まり返った館内。

(オトハ)きっとまたお迎えできる日がきますよ!


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ジャム作りは、大きなお鍋に瓶を並べてお湯でゴトゴトと煮沸するところから始まります。

お鍋にはぴったり14個入るので
14個ずつ作っていきます。


その隣の大きな鍋では、ハーブを煮込みます。
ちょうど良いとろみ加減で火を止めて…

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ここからが肝心!

煮沸した瓶を用意する、瓶担当のメイド
あつあつのジャムを作ってそそぎ入れる、ジャム担当のメイド

2人でタイミングを合わせて作業します。

ジャム担当のメイドが瓶にジャムを注いだら
瓶担当のメイドがすかさず厚手のグローブをはめた手で
きゅきゅっ!と蓋を力いっぱい…の一歩手前ほどまで閉めなければいけません。

(ツバキ)オトハさん、いきますよ
(オトハ)いつでも大丈夫です、ツバキさん!

さすが冬組のキッチンメイド。
先輩と後輩の息もピッタリです。

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ここまで来たら、完成まであと一歩。
瓶を再びお湯の入ったお鍋に戻し、ゴトゴト煮ます。

最後に蓋をほんの少しだけゆるめ、シュッと脱気をし、ぎゅっ!と閉めて完成です。

この時の加減が一番緊張します。

きつく締めすぎて、開けられなかったらどうしましょう

蓋を開けていただく時に、どうか程よい力加減でぱかっと開きますように

そして美味しく召し上がって頂けますように…!

そんな思いを込めて仕上げます。


粗熱が取れたら冷蔵庫にうつし、味が落ち着くのを待ちます。

冷えたジャム瓶を取り出して、スプーンでひとすくい。
お皿に出して、できあがりを確認します。

ぷるんっ

ほっと安心…
お馴染みのハーブジャムに仕上がりました!

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窓から差し込む光に向けると
透き通った自然のハーブの色が、やわらかく、きらきらと輝きます。

スコーンやパンに添えたり、紅茶に混ぜたり、
いつもの味にひとさじ足してみると
ちょっぴり特別なお味に出会える、そんな魔法を込めたハーブジャムです。


登場メイド紹介
* ちょこっとおまけ *(イラスト1枚byツグミ・日常写真4枚)

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