すちゃみん

のんびりやです。趣味は小説を書くこと。

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最近の記事

ツルゲーネフ『はつ恋』で好きな文章

「わたしは物思いに沈んだり、ふさぎ込んだり、ときには涙さえ流した。しかし、こうして響き高い詩句や、あるいは夕暮れの美しい眺めによって、あるいは涙が、あるいは哀愁がそそられるにしても、その涙や哀愁のすきから、さながら春の小草のように、若々しい湧き上がる生の悦ばしい感情が、にじみ出すのであった。」 いつか原文を読んでみたいものです。 参考文献:ツルゲーネフ作、神西清訳(昭和27)『はつ恋』新潮社、p.9

    • 手塚治虫の本を読んだ感想

      私は手塚治虫の作品が大好きだ。最近は手塚関連の本を読んでいる。すると色々思いつくことがあるので、久しぶりに記事にしてみようと思う。 今回、紹介する本は、秋田書店から出ている『手塚治虫全史 その素顔と業績』という本だ。30センチぐらいの大きな本で、手塚先生の業績が網羅されている。オールカラーで、写真も豊富であり読んでいて実に楽しい一冊だ。また、当時の担当編集者など手塚先生を知る人物の証言も載っており、面白い。 実はまだ読み始めたばかりなのだが、読んだところまでで印象に残った記

      • 手塚治虫先生の作品を読んで

        これから書く文章は手塚治虫先生の作品とは正反対だ。彼は読む人を明確に意識してしっかりとしたストーリーを描く。それを読んだ私がこんな水のような文章を書きだすんだから面白い。 これは、ただすらすらと私の心の中から湧き出た感情だ。泉のごとく自然と湧き出た思い。そんなものが他人の目に触れたとしても、いいんじゃないかと思う。夢と現実。創作と現実。そのはざまでうつらうつらしながら生まれた。そんなものにこそ、価値を認めたいと思う。 ☆……☆……☆……☆    ☆……☆……☆……☆   

        • 後悔

          もっと話したいと思っていた。 でも、実際はニコニコしているだけだった。 言い訳をして、人を利用し自分のやるせなさを発散させ気分転換した。 日が暮れてから「あの時ああ言ったらよかった」と次々と思い浮かび 理想を妄想しても、もう遅い。 自分が話し上手でも聞き上手でもないことを実感するのであった。

        ツルゲーネフ『はつ恋』で好きな文章

          お酒

          そこにあるのは一杯のお酒です 表面に氷が浮いていて、私が手を動かすとその振動でわずかに揺れます。表面が傾きます 氷は溶けていきます。水と一つになります。 グラスの体には水がつきます。重力に従って少しずつ降ります。 そのお酒はとても冷たく、美味しそうでした 私はこの文章を書いている間 お腹に巻きつけている鉛の鎖が外れたようで楽です。 そしてこんな何の中身もない文章でも 私の頭を空っぽにしてくれるとてもいいものだと思います。 でも頭の片隅に残っているのは この

          noteには面白い漫画がいっぱいだなぁ。私も漫画かいてみようかなー( ´∀` )

          noteには面白い漫画がいっぱいだなぁ。私も漫画かいてみようかなー( ´∀` )

          作品に触れて感じる尊さ、空しさ、戸惑い

          始めに、誰かの作品で私が感じる尊さについて書きます。次に、自分が作品を作るときに感じる空しさ、戸惑いなどについて書きます。 作品との出会いが教えてくれること昨日の夜、久しぶりに BUMP OF CHICKEN のCDを出してきて聴いた。藤くんの声は本当に心地よい。私を眠らせてくれた。とても安心する声と音楽。最近、めっきり聴かなくなってたけど、つらいときに頼ると助けてくれた。 BUMPを好きでよかった。 私が幸福をもらえたのは、数えきれないくらい多くの偶然が重なったから。

          作品に触れて感じる尊さ、空しさ、戸惑い

          元・親友が一生の親友になった日

          私には幼い頃、ずっと一緒にいた友達がいる。彼女はもともとはおっとりしていて、いじられキャラだった。しかし、本人はまわりからいじられるのを嫌がっていた。意外と繊細な一面もあり、人にどう見られているかを気にしがちだった。一方、私は幼い頃から目立たないおとなしい子どもだった。中学生になると彼女は学級委員になり、教室でのポジションに違いは出てきたものの、私たちは親友のままだった。しかし、別々の高校に通うようになった頃、だんだんと彼女は遠い存在になっていった。 高校生になると、彼女は

          元・親友が一生の親友になった日

          小説を書けなくなった私がたどりついた作品に対する考え

          この記事では、本などの作品について私が最近ふと思ったことを書いていきたい。ちなみに私がnoteを始めた理由はこの記事を書くためだ。誰かに伝えたいと強く思えるぐらい、私の中では新鮮な発見だった。だから、気が変わらないうちに書いてしまおうと思う。 小説が書けない!先日、友人たちと一緒にある舞台を見に行った。見終わってから、どのシーンが印象に残ったかという話になり、友人たちはラストの照明を大胆に使ったシーンとか、ダンスがすごかったシーンとかを挙げていた。けれど、私は脚本家を演じて

          小説を書けなくなった私がたどりついた作品に対する考え

          人に言われたことを気にしすぎる

          人に言われて落ち込んだこと 今日は自動車学校で少しへこんでいた。 路上を一時間走ったのだが、 危険な運転をしていた部分があり、 教官にきつめの言葉で指導された。 私は教官の言っていることも自分ができていないことも よく理解できたのだが 教習が終わってからもなんとなく気分が落ち込んだまま 自習室で学科教本を広げ、鉛筆を握ったまま 窓の外を眺めながらぼんやり。 きれいな青空でとても美しいのに 私の瞳はなんだかやけに潤っていた。 褒められたところもあったのに

          人に言われたことを気にしすぎる

          自己紹介とnoteを始めた理由

          自己紹介 こんにちは!はじめまして。すちゃみんと申します。 大学生で、文芸部に所属しています。小説や漫画が好きです。 好きな作品は、吉野弘さんの「生命は」という詩や、 森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』、 ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』です! noteを始めた理由 私がnoteを始めた理由は、伝えたいことがあるからです。 冒頭で述べた通り、私は文芸部員で小説を書いています。 書くということについて、最近ふと思ったことがあり、 それを日記に書き留

          自己紹介とnoteを始めた理由