香り好きガチ勢がお勧めする、夏におすすめの香水4選+1

夏に向けて香水を使ってみようかな、と言う人に向けた記事です。

普段から香水好きとして香水沼に浸かっておりまして、この夏おすすめの新作香水が沢山あるので、あまり難しい事を言わずに4つほど挙げてみようかと思います。実際に私が購入もしくはサンプルを入手するなどして使用してみた香りたちです。PR記事じゃないよ。情報は記事執筆時点のものです。

1つ目。シトラス系のルイヴィトン新作 『カリフォルニア ドリーム』

筆者自宅にて撮影

ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)から2020年に出たばかりの新作、『カリフォルニア ドリーム(California Dream)』。

出典：ルイヴィトン公式サイトより

ジューシーなマンダリンオレンジが全体に広がる香りで、いかにも夏向けの外遊びに向いた作品です。

ベルガモットの様な皮の苦味まで含む、果実丸ごと豊潤なシトラス調です。香りの下敷きとしてねっとりとした複雑な樹脂の香り（スティラックスやベンゾインなど）がわずかに見え隠れしており、ただ軽いだけでは無い大人の仕様に耐える逸品かと思います。

全体的にとても軽く作られているので、ベース代わりになる香りとの重ね付けもお勧めです。

『カリフォルニア ドリーム(California Dream)』は100ml 38,500円、200ml 53,900円。ルイヴィトンの一部店舗で購入可能です。

ヴィトン香水は重ね付けもお勧め

例えば同じヴィトン のウッディ調（特にパチョリ）の香り『オラージュ(Orage)』は『カリフォルニアドリーム』のほのかな樹脂との相性が良いと感じます。

出典：ルイヴィトン『オラージュ』公式サイトより

あるいはバニラやカカオの香る『コントロ モワ(Contre Moi)』などは『カリフォルニアドリーム』のシトラスな雰囲気に甘さをプラスしてくれます。ショコラオランジュ（オレンジのチョコレート掛け）の様な可愛らしい雰囲気に。個人的に試してみて欲しい組み合わせです。

出典：ルイヴィトン『コントロ モワ』公式より

2つ目。お茶系な香水の新作。リキッドイマジネ『ファンタズマ』

2つ目のおすすめ夏香水は、日本ではようやく初夏に香水専門店Nose Shopにて発売開始となったリキッドイマジネ待望の新作三部作の1つ『ファンタズマ(Phantasma)』です（写真右、Nose Shop許可を頂き撮影）。

トップノートからブラックティ（紅茶）の茶葉全開な香りであり、そこに柚子の酸味がアクセントとして乗っかる、シトラスティ風の香りです。その他目立つのはジンジャーやジュニパーなど基本的に飲み物に使われる素材なので使いやすい。ヘビーな部分がなく、夏の暑い時期を心地よくしてくれる軽やかな作品です。

『ファンタズマ』は100ml 27,500円。1サイズのみ。全国のNose Shopや京都のル シヤージュなどのショップにて販売中。

3つ目。パイナップルがおいしそうなイストワール ドゥ パルファン『1804』。

出典：イストワール公式より

3つ目のこれ、フルーツ調の香りが好きな方には一押しです。現役の料理人ジェラルド ギスラン(Gérald Ghislain)氏が作るだけあり「おいしそう」な香りなのです。

パイナップルやピーチが主軸と言ってもジュースの様なそれではなく、果実感を残しながら酸味や甘みは抑えめ。

クローブなどのスパイスがほんのりアクセント程度に効いているのが他のフルーツ系香水との差別化になっていて、やがてバニラの柔和な甘さが残ります。フレンチの最後に出て来るデザートの様な面白さがある香りです。

その他この作品の良い所は価格帯ですね。60ml12,000円（税別）だけでなく、小さい15mlサイズで4,500円の価格帯があり、買いやすいのでお勧め。

こちらも全国のNose Shopや京都のル シヤージュなどのショップにて販売中。

4つ目。人と被らないシトラス調、セリーヌ『オードカリフォルニー』

出典：セリーヌ公式より

4つ目のおすすめは、セリーヌ(Celine)の『オードカリフォルニー(Eau de Californie)』。これを持っている人は中々いないでしょう。

ベルガモットが長く効いたシトラス調で、ベースにはパロサント（香木の一種）が横たわり、後半やや甘い木の香りが現れ始めます。パロサントをベースに使用した香りは特に日本では中々珍しく、かつまだ日本上陸したばかりですので、人と被る事もそうそうないでしょう。

そして個人的にはセリーヌの中で最も使い勝手の良い香りだと感じます。

2019年にセリーヌ表参道店がオープンし、11月にようやく日本発売したセリーヌの香水の高級ライン「オート パフューマリー コレクション(Haute Parfumerie Collection)」。このシリーズはイヴサンローランやディオールオムで辣腕を振るったエディ スリマン(Hedi Slimane)の監修です。

恐らくセリーヌの表参道店のみの販売ですので、近辺お住まいの方はぜひ試してみて下さい。

100ml 27,500円、200ml 40,700円です。

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おまけ：この夏に注目している夏向け新作香水

石鹸系の新作、メゾン マルタン マルジェラ『バブル バス(Bubble Bath)』。

出典：マルジェラ公式より

2020年7月31日(金)発売です。

この記事を書いている時点では発売していないため香りはまだ試せていないのですが、海外のレビューなどを見ているとホワイトフローラルを軸とした「石鹸っぽさ」やCLEANシリーズの様ないわゆる「洗いたてのリネンっぽさ」などかなと思いました。発売したらどこかに試しに行きます。

全国のマルジェラの店舗やECショップで購入可能です。あと原宿駅前の@コスメストアでも恐らく販売されるかと思います。

10ml 3,500円、100ml 14,500円（税抜）。

夏にお勧めの香水まとめ

新作を中心に香水好きガチ勢としてのお勧めを書きましたが、どうでしょうか。今年の夏も使いやすく、それでいて個性的な香りが多く出ています。

香水ガチ勢と言いましても千差万別ありまして、人の数だけお勧めは存在します。ここで紹介したのはあくまで私の個人的な見解であり参考程度にして貰えると良いかと。

この記事の内容が気になったら、色んなお店を巡ってみて下さいね。多分ここに書いたもの以外にもお好みがたくさん見つかることとと思います。

楽しい夏になりますように！