静的な平均値で散布図を四象限に分けて活用する方法
散布図愛3.ターゲットを決定しやすいで紹介したチャートの作成方法です
■目的
・ここでは、散布図を静的な四象限に分けて、特定の象限に関し、別のシートで深堀したい場合のフィルタリングの方法を理解します
・ここでいう静的とは、固定されたという意味です。例えば、売上と利益をサブカテゴリごとにプロットした散布図を作成し、外れ値っぽそうな「テーブル」を除外したとしても、平均値は「テーブル」を含んだ値となります
■実施内容
・データに接続する
・基本の散布図を作成する
・散布図を四象限に分ける
・セットを作成する
・パラメータを使った四象限のフィルターを作成する
■完成形
全ての値を表示したところ
第一象限でフィルタリングしたところ
■作成手順
1.データに接続する
a. サンプル - スーパーストア.xlsに接続する
※スーパーストアは、Tableauをインストールすると合わせてインストールされるサンプルデータで、以下に格納されています。;マイドキュメント > マイTableauリポジトリ > データソース > バージョンの数字のフォルダ > ja-JP-Japan > サンプル - スーパーストア.xls
2.基本の散布図を作成する
a. [売上]を[列]に
b. [利益]を[行]に
c. [サブカテゴリ]を[詳細]に
d. [カテゴリ]を[色]に
e. 売上の軸をダブルクリックし、範囲を[固定]にする(四象限でフィルタリングした際に軸が動くと分かりにくくなるので固定しておきます)
f. 利益の軸も同様に固定する
3.散布図を四象限に分ける
a. 計算フィールドを作成する
■ フィールド名:
売上の平均値
■ 計算式:
{SUM([売上])} / {COUNTD([サブカテゴリ])}
■ フィールド名:
利益の平均値
■ 計算式:
{SUM([利益]) / {COUNTD([サブカテゴリ])}
b. 作成したフィールドをビューに取り込む
・[売上の平均値]をマークカードの[詳細]に
・[利益の平均値]をマークカードの[詳細]に
c. リファレンスラインを入れる
・アナリティクスペインから「リファレンスライン」を掴み、ビューにドラッグ&ドロップする
・売上のリファレンスラインの編集のダイアログボックスが表示されるので、線の値を「売上の平均値」に変更する(※右側は合計もしくは定数以外であればなんでも良い)
・利益のリファレンスラインも同様にする
4.セットを作成する
a. 4個のセットを作成する
・ディメンションにある[サブカテゴリ]で右クリックし、[作成] - [セット...]をクリックし、以下の設定をする( ※式条件にはベタ打ちしかできない)
・以下のセットをそれぞれ作成する
b. 結合セットを4個作成する
・Ctrlキーを押しながら、データペインにある[平均売上以上]と[平均利益以上]をクリックし、両方選択した状態で右クリックして「結合セットの作成...」を選択する
・以下の設定をする
・第二象限、第三象限、第四象限も同様に作成する
5.パラメータを使った四象限のフィルターを作成する
a. パラメータを作成する
b. 計算フィールドを作成する
■ フィールド名:
四象限のフィルター
■ 計算式:
CASE [四象限を選択]
WHEN 0 THEN TRUE
WHEN 1 THEN [第一象限]
WHEN 2 THEN [第二象限]
WHEN 3 THEN [第三象限]
WHEN 4 THEN [第四象限]
END
・補足:出来上がるフィルターはT/Fのブール型になります。なので、値をTRUEにしておけば全部のサブカテゴリが出るようになります
c. [四象限のフィルター]を[フィルターシェルフ]に入れ、真のチェックボックスをONにする
・ちなみに、ここにNULLがあるのは、第二象限にデータが無いからです。状況によります
d. パラメータを表示し、動作確認する
e. 他のシートと連携させたい場合は、そのシートにも[四象限のフィルター]をフィルターシェルフに入れ、同様に設定をします
■完成形
以上
書くの疲れた…。
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