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これは傑作回!『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第33回は「決まりごと」から「赤いマグカップ」まで捨て怪談ナシ!

『怪談のシーハナ聞かせてよ。』という番組をずっと追っかけているのですが、第33回は、いいですね!

CD世代の言い方になってしまいますが、洋楽のアルバムなんかで、「ベスト盤というわけでもないのに、スキップしたくなる曲がひとつもない、ハイクオリティな曲ばかりの名盤」のことを「捨て曲がない」なんて評価しますが、そんな感じ。

第33回は、収録怪談すべてが必聴のクオリティでした!一時間番組で、緊張が途切れることないです。

収録されているのは、

決まりごと
呪われるのは・・・
車を覗く女
お化け屋敷
赤いマグカップ

の五本。

それぞれがたまらなく興味深く、語りたいことは山ほどあるのですが、

ひとつだけ選んでレビューさせてもらえるなら、オープニングの「決まりごと」。

泊まりに行った友人の家で、「俺の家に泊まるなら三つの約束を守れ」と注意されるハナシなのですが、

三つの約束、という設定自体がなんとも民話な構造で興味深い。でも、この話の主人公、特に禁忌を破っていないのに恐怖体験に巻き込まれる不条理さは、現代怪談ならでは、ですかね。

ゲスト怪談師は、三輪チサさんと城谷歩さん。お二人とも絶好調の語り口で、この第33回を、怪談好き必聴の傑作回に盛り上げてくれているのです。

私の好みとしては、「車を覗く女」の、「そもそも三輪チサさんのところになぜか類似の怪談が集まってくる、ということ、それ自体が怪談」という構造が、とてもコワ面白かった。



子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!