見出し画像

【読書好きとしてのノウハウ公開#7】自分と正反対の意見の本をリアル書店に探しに行こう!そして速読でよいので読もう!

まず私の「読書」というものに対するスタンスから、説明させてください。

概して私は、読書というものを、「自分の考え方」を強くする営みとは考えておらず

逆に「自分一人のアタマで考えることの弊害をなるべく減らす為」に、読書を好んでいます。

そしてそう考えた時、好きな作家の新刊を楽しみにするだけでなく、自分とは意見の違う著者の本も適度に読むことが、大切になってくる。

だいいち、自分の価値観やモノの見方を補強するための記事やニュースを読みたいなら、読書よりもネットサーフのほうが絶対に効率がよいはず。

読書というわざわざ効率の悪い情報収集を習慣にするのは、効率が悪いなりの利点があるから

それは私の場合、「自分一人で閉じこもって考えているだけではとうてい気づけないような、別の視点との出会い」を求めているから、となります。

そのような出会いを求めるなら、ぜひ、やってほしいこと

リアル書店へ出かけましょう!

そして棚に並ぶ本の表紙や帯を見て「自分とは合わなそうだな、嫌いそうだな」と直感的に思った本も、何か買いましょう!

「好きな本でないものにお金を出すのはちょっと、、、」と思うなら、リアル書店ではなく図書館へ行って、自分とは違う意見が書かれていそうな本をまとめ借り、でも良いです!

そして、大事なこととして、そういう本は速読でよいです。自分と考えの違う人の言葉を読むのはやはり疲れることなので。普段は速読術に批判的な私ですが、こういう場合は、要点を拾い読みする速読を仕掛けるべきと思います。

なぜリアル書店ないし図書館へ行くべきかというと、今時のEC書店や電子書籍はレコメンド機能が効きすぎていて、お節介なほどに自分の嗜好に合った著者のものばかりを並べてくるからです。

これはもちろん便利なのですが、「自分とはできるだけ違うモノの見方を味わいたい」読書好きには窮屈。

斬新な意見と出会って開眼したいなら、やはりリアル書店ないし図書館の棚の間をウロウロするのがよい。そして、

・表紙や帯を見て、自分の普段の考え方からするとイラッとくるようなキーワードが書かれている本
・そもそも嫌いな著作家の新刊
・嫌いな作家や芸能人が「私の愛読書」として紹介している本

などなどを手に取ること、となりましょうか。

そうやって誠意をもって読書習慣を続けていると、自分とまるで違う意見の人の本であっても、「ああなるほど、この人はそういうふうに考えている人なのね」と、ある程度納得できる論理に気付く、そんな発見の喜びに出会えるものです(※もちろん、そういう納得感すらない、ひとりよがりな本に出会った場合は、それはもう堂々と、その著者をますます嫌いになればよいw。それはそれでひとつの発見です)。

そうしていると、たぶん、普通の意味でいう「強いオトナ」、つまり「自分の考えを強くもっているオトナ」というものとは、違うオトナに成熟していくことになると思いますが。でも私の考えるところ、今求められているのは「強さ」より「柔軟さ」ではないかな。

ともかく、100パーセント完璧な論理などというものは存在しないし、どんな常識的な意見でも、それを聞いて傷ついたり反発したりする人はどこかにいる。そういうことを教えてくれるのは、やはりリアル書店や図書館だと思いますし、

どうしても自分と似た価値観の人たちばかりの意見を選択してしまいがちなネットの世界には、このような教育効果は、ないのではないかな、と思うのでした(どこかのECサイトが「あなたと意見の合わない人たちはこんな本を読んでいます」というような逆説的なレコメンド機能を開発してきたら、そうしたら私も考えを変えますが)。

というわけで、今日の結論。

・レコメンド機能まみれのネットを、時には捨て、自分と違う意見の人の本を探しに出かけましょう!
そういう本は、無理せず速読でよいと思います!
何も「あなたと意見の違う人も暖かく理解せよ」などというホームルーム的なことを無理にする必要はありません。「私には合わない意見ではあるが、なるほど、こういう主張をする人たちはこういう問題意識があるのか」という発見までで、十分です
これはいわゆる「強さ」を手に入れる習慣ではなく、「柔軟さ」を手に入れるための習慣になるでしょう

そして最大の結論、

リアル書店へ行きましょう!!

ネットに「レコメンド順」で並んでいるリストを見るのと、リアル書店にモノとして陳列されている商品を眺め回すのとでは、確実に何かが違います。

そして本当の意味での「読書文化」の奥深さが生きているのは、いまだにリアル書店(お金に余裕がなければ図書館でもよい!)での、書棚の間をブラブラ歩いて、並んでいる本の表紙やタイトルを眺め回す、あの感覚だと思うのです。



子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!