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元気になれる「勝負曲」が必要ならアルゼンチンの伝統音楽チャマメを聴きましょう!

・・・って、私がアルゼンチンの伝統音楽が好きだから言っているだけなのですが。

でもまあ日本ではまだ珍しい音楽の紹介として、少し話を聴いてください。

私がアルゼンチン音楽に入り込み、抜け出せなくなってしまった最大の理由、それは、

アコーディオンという楽器にとことん魅せられたから!

となります。

※厳密に言うと「アコーディオン」と「バンドネオン」という、よく似た二種類の楽器があって、この二つを混同すると通な方からはめちゃくちゃ怒られる話なのですが、、、この記事ではわかりやすくするために「アコーディオン」とだけ言います

そして、日本の多くの方は、「アルゼンチンのアコーディオン奏者」というと、タンゴを演奏している着飾ったダンディなミュージシャンを想像しがちですが、

実はアコーディオン(バンドネオン)が爆発する音楽はタンゴだけではない!もっと軽快で民俗的な、チャマメ、というジャンルがあります

まさに、アルゼンチンの草原で、牧童やガウチョが牛の世話の合間に、安物のアコーディオンで気軽に楽しく弾いているようなイメージ。私の頭の中では、こんな感じ。

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私は(タンゴも好きなのですが)どちらかといえば、この素朴なチャマメの世界に惹きつけられ、アコーディオン奏者の音を追いかけ続けてきた。

レナート・ボルゲッティがどうしたとか、チャンゴ・スパシウクがどうしたとかいった、日本ではとにかく誰にも伝わらない(!)人名をいつも追っかけておりました(※上の私のスケッチ内、ロンゲのアコーディオン奏者も、若い頃のチャンゴ・スパシウクをイメージして描いた)。

そんな私が仕事やら何やらで、

自分を元気にさせたい時に聴く「勝負曲」が、チャンゴ・スパシウクの以下の曲、Nazareno。

これは素敵すぎる!

たとえば暑苦しい夏の東京でオフィスに閉じ込められている時でも、これを聴くと、たちまち、軽快な足取りでガウチョや牧童たちと一緒に戯れているような、軽やかな気持ちになる。

目標とか、KPIとか、昇進とかなんとかも、すべてどうでもよくなるw

※厳密にいうと、この曲は、チャマメというよりは、ジャズを意識したフュージョン的な作りなのですが、チャマメで鍛えたチャンゴ・スパシウクのアコーディオン演奏の名人芸が炸裂しています。演奏がおおらかで、あったかい

そしてなによりも本曲が私を勇気づけてくれるのは、

若い頃はロンゲのハンサムなお兄ちゃんだったチャンゴ・スパシウクが、もはや「マトリックス3」の敵(トレインマン)のような中年オッサンとなっていてそのルックスのギャップに驚くのですが、それでもやはり、アコーディオンを弾き始めると格好よすぎる!ということ

ラテンの国を見ていて、つくづく思うのは、

オッサンが、みんな、いい貫禄の歳の取り方をしていて、カッコいいですよね!

「若くて美しい」ことが別に男性の魅力の唯一ではないということを教えてくれる点でも、このあたりの「若い頃にはハンサムだった分、最近のルックスの落差にギョッとするものの、やはり楽器を弾き始めるとたまらなくカッコよくなる」ラテンアメリカのミュージシャンのおっかけは、やめられないのでした。

この動画のチャンゴもなんだか「アコーディオン仙人」のような貫禄です、、、

日本ももっともっと、オッサンのカッコよさ、ジイさんのカッコよさを打ち出す文化になってほしい!

ハッ、でもそのためには、今のオッサン世代がもっとカッコよく見られるように努力しないといけないのか。

そのためには何をすればいいのだろう?・・・ヨシ、とりあえずは、ラテンアメリカの貫禄あふれるオッサンミュージシャンの演奏をたくさん聴きましょう!

それこそまさに、中年のための「勝負曲」だらけの世界なのですから

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私の勝負曲

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!