好きこそ物の上手なれ(さば缶編)
17日ぶりのシリーズ。だんだん言葉の使い方が合っているのか疑問に思えている。好きな食べ物シリーズでいいんじゃないかと。というわけで今回は鯖缶の話。
スーパーで販売しているありとあらゆる鯖缶を食べ尽くし、その結果私が超絶お勧めしたい鯖缶がある。まずは製造者である伊藤食品ホームページを見て欲しい。
まず、伊藤食品という会社名がホームページの目立つところに表示されていないことに気づくと思う。また鯖缶を販売している会社のサイトには見えないだろう。かなり洗練されている。そのデザイン性は缶詰のパッケージにも現れていると思う。
コンセプトに注目して欲しい。AIKO CHANである。
写真にも書いてあるとおり、小さな女の子にも食べて欲しいという思いが、このブランドマークに込められている。小さな女の子が鯖缶に与える印象を想像して欲しい。「生臭い」「骨が入っていて食べづらい」「缶詰なんて美味しくない」だろうか。そう、これら全てが払拭されていると思っていい。
2018年にブームになった鯖缶。スーパーの棚からその姿が消えたことは記憶に新しいが、改めて鯖缶の何がいいのか振り返ってみたい。
全ては鯖に含まれる油「不飽和脂肪酸」である。そしてここにはDHAとEPAが多く含まれている。脳の働きを高めるDHA、血液をサラサラにするEPAと覚えておくと分かりやすいかもしれない。細かい内容は以下の通り。
□DHA→主に脳や網膜などの神経系に働く
・高齢者の認知機能を高める
・脳の神経伝達をスムーズにする
・子どもの知能レベルを向上させる
・不整脈やうつ症状などを予防する
□EPA→主に血管系に働く
・血中の中性脂肪を減らす
・血栓を防ぎ、動脈硬化を抑制する
・体内の炎症を抑え、皮膚炎や気管支炎、リウマチなどの発症を防ぐ
上記を見ればわかる通り、DHAは子供に、EPAはおじさんに、と言ったところだろうか。注目すべき効能のオンパレードである。そして、それらを美味しくいただけるとか最高ではないだろうか。
味のバリエーションも、塩、醤油、味噌など、まるでラーメンの様なラインナップである。しかも食塩不使用の水煮は、様々な料理のアレンジとして活用できる。最近私がハマっているのは、鯖の卵とじ汁だ。サバの水煮と卵とネギとめんつゆがあればすぐに作れる。こういう時短で簡単なレシピというものは人間を幸せにすると思う。
スーパーでも売っているが、オンラインショップなら確実に手に入るので、是非さば缶生活を始めてみては如何だろうか。