古畑輝英

金融機関(元都市銀行員)と事業会社での経験から未上場中小企業・ベンチャー企業の会計・財…

古畑輝英

金融機関(元都市銀行員)と事業会社での経験から未上場中小企業・ベンチャー企業の会計・財務を伴走支援してました。 今は中小ファミリービジネスの経営層のポジションで口と手を動かしています。 NOTEでは自分の考えを発信していきます。

最近の記事

「筋肉質な経営」を考えてみる

「リストラが筋肉質な経営を実現することなのか??」 先にお断りしておきますと前の3本が真面目な内容だったので今回はコラム的な位置付けです笑 趣味がボディメイクで筋力トレーニングの為に恵比寿にある「パーソナルジム」とダイエットの原理原則を学びたく「2ツ星栄養コンシェルジュ」という資格をとっているので、たまに経済紙で出てくる「筋肉質な経営:贅肉のない引き締まった肉体を持つ企業」という説明がメタファーとしては抽象度が高く片手落ちだと思うので、今回は筋肉質な経営というものをぶった

    • WACCって使わなきゃダメ!?未上場オーナー企業特有の資金調達コストの考え方

      前回、「企業は誰のために頑張る?ROEは重要?」という記事を執筆させて頂きましたが、この考え方を前提とした「未上場オーナー企業特有の調達コスト」というものの自説をお伝えしたいと思います。 結論としては、未上場オーナー企業の資金調達コストは負債コスト(銀行からの借入利率)だけを意識すればいいということになります。 一般的な資金調達コストの概念(WACC)企業の資金調達手段としては、1)銀行からの借入による他人資本からの調達と、2)株式発行による自己資本での調達があり、一般的こ

      • 退行してから理解した銀行員としての限界について(ジレンマや知識経験など)

        都市銀行員時代私は計8年間都市銀行にお世話になり、新卒から約5年半の間、法人融資担当として企業を担当させていただいた過去があります(残りの2年間半は本部にて審査部と事業承継関連の部署に在籍)。 下町の零細企業から東証一部の大企業まで多くの企業を担当させていただきました。 フィールドセールスでの経験は最後の2年半の大手町生活とはまた一線を画し、感動や力不足を感じるなど本当にドラマチックな貴重な経験をさせていただいたと感謝しております。 銀行に入った経緯は大学部活動のOBがいた

        • 企業は誰のために頑張る?ROEは重要?

          「一体会社は誰のために頑張るか?」 「全ての会社でROEは重要か?」会社法上では株式会社(以下、企業)は株主のものであり、ファイナンス理論的にも株主のために企業価値(-負債=株主価値)を高めようというのが当たり前のように一般論として言われ、経済紙などで”ROE経営”という言葉が出る度に私は「会社は誰のものか?」という疑問も持っていました。 というのも、実家の商売は未上場企業で私自身将来的に3代目として会社を継ぐ(経営者としても株主としても)かもしれないという背景もあったりし

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