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9才の子供に「スキルを身につける方法」をまなんだ話

35歳の大人が9才の子供に「スキルを身につける方法」を学んだ話をしたい。子供まじすごい!とかではなく、大人サボりすぎ!みたいな結論に近い。それにしても些細なことだけど勉強になったので日記にまとめておく。

結論を伝えておく。
大切なことは、知識を得て終わりではなく、反復できるように行動に置き換えること。そして、それを繰り返すこと。

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息子がヨーヨーをリビングでぶん回している。
もうその表情は真剣そのものである。今のヨーヨーはベアリング付きでよく回る。下がっては上がってくるヨーヨー世代の僕からするともはや別物である。

子供の集中力はすごいものがある。
ヨーヨーを初めて、真剣にYoutubeでトリック映像をみていた。
次の日、仕事を終えて帰ると「パパ!みてて!」と嬉しそうな顔して、トリックを披露する。昨日、ぼうっと僕も眺めていた技をもう披露している。

これがもし自分だったら、ある新しい戦略を読み込んで、次の日、ラフながらも次の案件の戦略に落とし込んでいるレベルなんじゃないかと思った。たった一夜である。使えた時間も数時間。だけど息子はその時間で何度もその技を反復して学んだのだろう。

すごいじゃん!むっちゃかっけーじゃん!
ってきゃっきゃ盛り上がりながら風呂にいく。湯船に浸かって考えた。
これがもしパパなら何ができる?ここから何が学べる?

今まではこうだった。

--- 従来の方法 ---

1)新しい知識を得る。
2)分解して考える。
3)骨子構造を理解し、終了。

大人のスキルはどうしても「無形」なものが多いと気づいた。
そこにないのは「反復練習」。知識もスキルも反復して実践しないと血肉化しないよな、たしかにな、とふむふむ、ぶくぶく。と湯船に沈む。こんな簡単なことにパパは気付きませんでした。ぶくぶく。

で、最近はこういうようにしている。

--- 改良した方法 ---

1)新しい知識を得る。
2)分解して考える。
3)骨子構造を理解し、自社・自身に置き換える。
4)最後に他社・他者に置き換える。

「置き換え作業」を設けることで「実践」を生む。
自分だけじゃなくて他のものにも適用してみる。
A4と鉛筆があればできる。この「頭と体を動かす作業」をサボって、理解できると思っていたが、それはただの情報でしかない。書いて応用で少しずつ方法として溶け込んでいくと実感した。

例えば、とても良いアイデアや、あなたの職業にあう「これは素晴らしい!」というもので試してみると良い。

僕の場合だと、素晴らしいアイデアがあると工程に倣って解体→構造理解までを行なっていた。でもそれだ毛じゃダメだと気づいて、こんな流れになってきている。

良いアイデアに出会う → 構造解体 → 構造理解 → 構造応用x複数事例

要は自分に関する物事に応用してみる。その手応えを他のものにも応用してみる。これだけで知識の実践が可能だったりする。

息子のヨーヨーが上達する速度に驚いて、なんかこれは見落としてることがある。真似すれば息子みたいに大人でも身につける速度をあげれるんじゃないかと思ったところから考えてみた結果ではあるが、実践して証明していきたい。

今さら僕は経営の勉強をスタートしたので、手書きで書きなぐったメモで黙々と実践をしてみている。あくまでペーパー状の実践だが、ここで気づいたことを会社の方の実働でも実践していければと思っている。

なんか、息子よ。ありがとう。勉強なった!

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。