スクリーンショット_2018-02-22_13.42.13_censored__1_

プロジェクトノートを考える

「あれ、今どこだ?」と自分の現在地を忘れることが多い。これは仕事の話。年間契約のロードマップを各社がもっていて、それぞれミッションが異なる。パートナー(お客さん)ごとにテンションが異なり、冷静な判断をすべきか、情熱的な後押しをすべきか、全然変わってくる。

創業半年を過ぎたあたりから、少し歩調を緩めて整理しようと油断した矢先、人づてでの新規相談が多数舞い込む。どれもこれも興味深く面白い内容なので引き受けることに。その時から情報の錯綜は予想できていたのでどう管理して行くかを考え続けている。

僕はもともとTodistでタスク管理している。これがあればいいじゃんと思われがちだが、1日に小さいものが10以上のタスクが待っている。(大きいタスクは無駄なのでどこかで説明します。今回ははぶく)TodoistはGoogle Calendarとの連携機能があり、MTGの予定と別に今日の重さが可視化できる。
https://blog.todoist.com/ja/2017/05/17/gcal-live-integration/

しかしプロジェクトが10−20も動き出していると処理が大変なことになる。
こんな感じ。赤いのがタスク。もう一定数しか表示されない仕様になっている。そして注目して欲しいのがモザイクだけど来週の赤ゾーン。少ない。

「タスクは未来に振り分けるもの」としているんですが、来週少なく見える。実はこれ少ないんじゃなくて書き出せてない。見えてない。週末に大整理をするんだけど、そこでぐわっと真っ赤に染まるわけです。

この流れは僕の中でよくない傾向で来週のこともわかってない(心の中ではわかっているんだけど)状態は、予期せぬトラブルなどの時間の浪費を消化できない。で、雪だるま式に遅延が生まれる。

この遅延が創業半年までだと全然ない先回りを可能としてるんですが、純粋に仕事量が増えたとかが原因ではなく(たぶんあと1.5倍はできるけど整理したいのでお断りしている)新しい課題がここにあるなと気づいた。

下期が始まって何度か「あれ、今どこだっけ?」という事態があった。たくさんのプロジェクトを同時並走しているので現在地点がどこかを思い出すのに時間がかかるようになった。たかだか10分ほどの再整理で済むけれど、これが10、20と数が増えた時の累積がえぐい。これが僕の時間を奪っている。

どのように改善し、整えることでスムーズな思考の移行ができるかを考えた結果、プロジェクトごとの日記をつければいいじゃないかと気づいた。1行、2行の世界である。手帳を買ったら今年の抱負やら、もう決まってる予定や誕生日を書き込むのと同じようにプロジェクトもスタートとゴールがあり、目標がある。リリースの予定も書き込めばいい、誕生日みたいなものだ。

結果、すごいアナログなんだけど、ずらっと並ぶファイルケースにこれまでの資料や参考資料が突っ込まれているんだけど、そこに各プロジェクトのノートが刺さっている。どう書くのが効率的かを摸索中なので何かいい方法見つけたらまた書こうと思います。

○月○日MTG デザインOK。新たな課題見つかる。要調査。

みたいなのが並んでいる。デスク作業のときもこう。

×月×日デスク WEBとカタログの関係性を整理。競合調査。

1行日記である。でもこれを開くとプロジェクトの目的や1個前の作業、現状のロールがさくっとわかるようになった。プロジェクトノートをつけていて思うのが意外とタスクの記録はするものの、プロジェクトのロードマップは曖昧なことが多い。パッとみて今の現在地がわかることでこれまで記憶を逆再生して無駄にしていた時間が数秒で終わる。あと何をしたかの記録は積み上げたものの視覚化と同義なので心に良い。1ヶ月ほど、テストで運用してみている。

うまくいくかな。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。