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知らなかった世界の魅力

昨日、まったく僕の知らない分野のプロの話を聞ける機会があった。
自分のプロダクトをつくり、自社で販売している。3名の会社とのことだけど、立派なメーカーだ。この領域に興味はあるものの、じゃあ実務はどうなんだろうと気になっていた。そのあれこれを聞いてきた。

販路や流通といった、今までの僕の仕事にはなかった商品がお客様に届くまでのプロセスがとても面白かったし、勉強になった。唸り続ける。そうだったのか〜!とECで僕がワンクリックで購入した後の知らなかった世界、そこでの戦いや苦労、そして喜びみたいなところを満遍なくお話いただいた。

知らないということは、世界で一番のスイーツなのかもしれないなぁと帰りの電車で思った。テンションあがって脳汁垂れる。あぁ、俺もやってみたい。そう思わせる魅力がある話だった。

僕は自分で育てた子供のような商品をもっていない。
常に誰かのものを作り続けている。厳密にいうと、こういう状況だから、これを作ろうという作る手前担当である。なので自分の商品を知らない誰かへ届けている事実だけで胸熱だ。そして、それを喜んだり、時には怒られたりしながらもしっかり愛用してくれる人が増え続けてる状況は育つ子供を眺めるような気持ちだろうと想像する。

仕事の関係で伺うことができた僕の知らない世界には、
ちょっと最近、平凡な日々だな〜をぶち壊す衝撃があった。
いや、その分野では当たり前のことなのかもしれないが、無知ゆえにすごく自分のためになった時間だった。

社員には知らないものを見に行こうといっている。
僕もいろいろ知らないものに出会いにいくが、本能的に少しは興味のあるものを自然と選んでいるのかもしれない。

世の中的には「クリエイティブ」と呼ばれる本業ではあるが、
そこで働く僕が「流通とか販路」に胸をときめかせる感じ。
絶対、他の誰かにも何かあるはずだ。知らないと憧れることもできない。
もっと知らないものに触れていく機会を作っていかないと。

と日記を書いていて気づいたのが、新快速電車乗るつもりが普通列車に乗っているという事実。ギリギリ間に合うから平和に向かう。
普通列車に乗らない日常なので、これもまた小さな知らない世界。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。