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あたらしいまいにちノート

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まいにちのあんなこと、こんなこと。
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2019年10月の記事一覧

あなたは世界をどう感じていますか?

走りながら休む感覚で3日間の丹後リサーチに同行していた。プロジェクトの契約上、僕らはこの3日間帯同する必要はない。書面上は。 9月があまりにバタバタしていた。10月も引越しやら色々と結局過密に過ごした。本来なら休んどけばいいのだが、リサーチにひっついていった。 聞き取りをし続けたRADの榊原さん・本間さん、カメラマンのガサキヌは本当疲れたと思う。3日間で15人ほど聞き取りと撮影だ。1日5人の話を真剣に聞く。アテンドしてくれた原田さんもクタクタだったろうに終始笑顔。感謝である

都会は生きやすいが故に「生きる/暮らし」の思考が鈍化する

暮らしを見つめると生きる背中が見えて来る。 その背中をいくつも眺めると、その町が見えて来る。 その町の向こうにうっすらと未来が見えて来る。 RADと共に丹後にリサーチ入りしている。 うっすらと感じていた丹後の可能性をもう少し解像度高く、広域に調査している。リサーチのためのリサーチまでしたくらいだ。 RADは聴き込みをし、僕らは周辺の風景をぶらぶらと散策する。 RADが人から丹後見ようとする背中で山々の暮らしのある風景を眺める。 水が流れて、海が蠢き、霧が立ち込め、森が佇ん

夢想タスクを作りましょう

テトリスのようにスケジュールとタスクが組まれていく。隙間なく埋めないとスタックするから。とても効率よくタスクと予定の打ち合わせも無事に終える。タスクアプリには称賛のメッセージが表示される。 一年でガムシャラに作り続ける時間と、黙々と考え霞のような未来に目を凝らす時間の二つが必要である。この一年体制が変わり続け慌ただしい一年を過ごした。そんな延長線上の今日にポカッと何もない空白の時間が生まれた。実に数ヶ月ぶりの何もない時間。 春から伸びっぱなしの髪の毛を切りに仕事をサボって

こどもと遊ぶ「東西南北まいごゲーム」

こどもたちと小さい頃から遊んでいる遊びがある。 それは意図的に迷子になる遊び。適当な駅で降りるって遊びも楽しいけど、こっちの方がお金がかからない。 ルールは超簡単。 🐈唯一のルール🐈 交差点・別れ道が来たら、こどもに進む方角を決めてもらう もし、あなたの子供が1人なら、子供を「隊長に任命する!」と伝えると目がキラキラします。 2人以上の家族は、別れ道の度に隊長を交代してあげてください。 大人は必ず動向しないと子供たちが本当の迷子になってしまいます。注意してください。 オ

君は応援されてるか?

台風の影響で延期が決まった運動会がど平日の午前中に開催された。去年も延期で仕事と思いっきりかぶり応援に行けなかった苦い思い出。 反省をいかし延期翌週の午前は出来るだけ打ち合わせを入れないように対処した。結果オーライ。 息子も娘も、たくさんの子供たちも全力だ。 一生懸命走る子供たち。 うちの子供でなくても胸が熱くなる。 目の前の競技に全力を出す。その行為が簡単なようでもう大人の僕らが忘れてしまったものなんだ…って感動しながら気付いたのだ。 出来るだけ力をセーブして、 無駄に

君がやっている仕事に意味はあるのか?

机の上にどかんと日本酒がある。 酒飲みなので、お前デスクでも飲むのかと言われがちだが仕事である。 仕事なので飲んでみないとなんともいえない。故に飲む。結果、酔う。 これ以外にも100、200年前のアンティークの鍵も置かれている。 これも仕事だ。 いろんなものに携わってきた。 歳を重ねるにつれて「僕はどんな体験を生み出したいのか」これに執着しているのだと気づいてきた。いや、すごい今更だけど。 そういう今更気づいてきたってこと誰にだってあるよね。 一人になった事務所でタスクの

「他者と比較しないで生きる」なんて無理

他者と比較しないで生きる。 幸せな人生を過ごすための最良の手段であり、もっとも人間的に難しい行為でもある。 僕自身、誰かと自分の人生を比較しないで生きているか?と言われると100%出来てると言い切れない。物事の価値は多くが差分でしか判断することができない。 Aというお菓子、Bというお菓子。食べ比べてAの方が好きだった。あなたはA>Bの位置付けを行い価値の差分を把握する。 しかし、これは「あなたの中の価値」であることを忘れてはいけない。かつて心理学の実験で長さの違う線を3本

京都の深い夜

大阪での打ち合わせを終え、東京から足を運んでくれた映像チームとタバコを吸う。時計を見ると18時半。もうなんか完全にビール飲みたい。今日は帰らない!という映像チームと一緒に京都へ戻る。 どうせなら自分が関わった場所で飲んでほしいなと思い崇仁新町へ。 風が涼しく最適な季節。お客さんは満杯で多くが欧米人だった。 東京の話、京都の話、子供の話。 話すって物語の交換だ。話は尽きない。 では愛すべき京都の猫穴に連れて行こうとタクシーに乗る。 猫穴の入口は開きっぱなしで太った野良猫がこ

成長するのは《子供の特権》と、思ったお話

仕事がやっと落ち着いてきたので早めに家に帰れている。 帰ると元気のいい「おかえり〜」と子供達が降りてきて、息子は新しいヨーヨーの技を覚えた!と実演してみせる。すげー!かっけーじゃん!って僕も喜ぶ。次に娘がパパこれ見てーと最近描いた絵を見せてくれる。どんどん上手くなってる!動きがあっていい感じやね!というと、嬉しそうに笑顔をみせる。 出来ることが増えた嬉しそうな顔を見て、父ちゃんはいいなぁと思った。 自分も子供達に「こんなんできるようになった!」と言いたい。 シンプルにそんな

ぬえさん4人体制と新人に教えることの話

一つずつミッションを完了していく。 納品や展示の準備、遠方でのワークショップだったり、並走して引っ越しの準備にこんこん開業準備。9月にバタバタ終え、気がつけば10月も三日もたっている。明日のトークイベント(なんと100人越えの来場!!)を終えると直近でキャーキャーなる催しが落ち着く。 本日より、ぬえは木屋町スタジオを離れ、二条城南東の式阿弥町は、こんこんへ引っ越しを完了した。そして1日には超急だけど新卒が1人増えた。これで松倉含めて、ぬえさんは4人体制。この一年で3人増えた