セレッソ大阪戦プレビュー

みなさんこんばんは。
プレビュー記事を書くのはだいぶお久しぶりになりました。

いやー、色々忙しい。笑

個人的な事情はさておき、明日行われる湘南ベルマーレvsセレッソ大阪のプレビュー記事をベルマーレ目線で語っていきたいと思います。

とりあえず、ここまでの両者の成績はというと、

湘南ベルマーレ 1勝4敗

セレッソ大阪 4勝2敗

セレッソ大阪は川崎フロンターレがACLに出場する関係で既に第11節を消化済み。よって消化試合数が1試合多くなっております。
(この時点でセレッソに土をつけたのは川崎フロンターレとFC東京)

成績だけ見れば、大方の予想通り?に下位に沈んでいるベルマーレと、開幕前に大久保嘉人関連のことで色々あったけど、大久保本人がその不安を一蹴しつつ上位争いに食い込んでるセレッソ、という構図になるのではないかと思われます。

明日のベルマーレが勝利を手にするにはどうしたらいいのか、まず相手にゴールを割らせない、という意味で考えると彼の存在を避けて通ることはできません。

大久保嘉人

今でもなおJ1リーグ歴代最多得点を更新し続ける日本サッカー界に名を残すのは間違いない、稀代のフィニッシャーと言っても過言ではありません。

ここまで6試合出場で5得点、しかもフル出場を1試合も果たしておらず全て途中交代(80分以上出たのは2試合だけ)で、90分あたりの決定率は1.053
この数字は、1試合ほぼフル出場すれば1点は決める、ということを意味します。

これまでのゴールを振り返ってみても、今年で39歳を迎える大久保だからこそ得点を量産できてる凄さが表れています。
ゴール前でフラフラと歩く時もあれば、一瞬の隙を見つけた瞬間に素早く動き出していち早くペナルティースポットの周辺(アルゼンチンでは"おへそ"という言い方をするそう)でパスを呼び込むいかにも鋭い嗅覚を持つストライカーらしい点の取り方で相手のわかりやすい脅威になっております。

そして、ここまで挙げた5得点は全て右サイドからのクロスないしはパスからのアシストを受けて、大久保はゴールという結果に結びつけています。
特に、右サイドバックの松田陸からは3アシストもお膳立てをしてもらっているため、松田陸→大久保嘉人のホットラインには細心の注意を払って防ぎたいところ。

また、右サイドハーフには遂にフル代表に招集された坂元達裕もいるので、彼の鋭い切れ味をもつ左足のドリブルと、分かっていても止められない伝家の宝刀こと"切り返し"にも警戒しないといけません。

さらには、2019年のリーグ戦の対ベルマーレ戦2試合でホーム・アウェイゲームで共にゴールを決めた奥埜博亮、2019・2020年のベルマーレのホームゲームで2年連続ゴール中の清武弘嗣、の2人はベルマーレ戦に対してものすごーく良いイメージを持ってそうなので単純に怖い。笑

セレッソの攻撃陣をうまくシャットアウトできたとしても、ベルマーレにはもうひとつ越えなければならない壁があります。

キム・ジンヒョン

クラブ在籍13年目を迎えたセレッソ大阪が日本サッカーに誇る優良韓国人ゴールキーパー。

実を言うと、ベルマーレはキムジンヒョンから2018年9月22日のホームで行われたセレッソ戦以降、ゴールを挙げることができておりません。
(ちなみにこの時ゴールを挙げたのが、大野和成でした。)

つまり、足掛け2年以上、キムジンヒョンの守るゴールマウスをこじ開けることが出来ていません。
じゃあ、どうやってゴールを奪うのか?

その答えは…

一切の迷いを振り切る


根拠のなさそうな答えだな!というツッコミが飛んできそうですが、たぶん今のベルマーレとセレッソの一番の違いはこの部分にある気がしてます。
迷いがないということは、それだけシンプルで効率的とも言えます。
即ち無駄がないということです。


話が戻るかもしれませんが、大久保嘉人が得点を量産できているのは彼自身の得点を奪う技術の高さも勿論ですが、彼にラストパスを出す味方選手も迷いや躊躇がないので、その時に合った最適なスピードで最大限のダメージを相手に与えることが出来るのです。

ベルマーレがチームとしてレベルアップを図るにはこのような部分にフォーカスをして、トライアンドエラーを繰り返していくことが一番の成功への過程作りなのかなと思います。

少しでも迷いや躊躇が見られると、それこそキムジンヒョンのような実力派のゴールキーパーには到底太刀打ちできません。

あえて名前を挙げるなら、ここまで毎試合ビッグチャンスが訪れていながらノーゴールの大橋祐紀がキムジンヒョンからゴールを奪ってみようもんなら、それは大橋自身の殻を破るだけでなく、ベルマーレが年間を通して残留争いに巻き込まれることなく過ごせるひとつの大きなキッカケになる可能性が高くなるかもしれません。

明日のセレッソ戦が終わると、次の公式戦はルヴァンカップの横浜FC戦に臨むことになるので、リーグ戦の次節の横浜F・マリノス戦までは2週間弱の間隔が空くことになります。
(マリノスの選手が2人コロナに感染してしまったと発表があったので、今後どうなるかはわからないけど)

来月のマリノス戦以降は今月の日程のように過密スケジュールが待っているので、勝って終わるのと勝てないで終わるのとは精神衛生上の違いも多く出てくると思うので、自分たちの状況をいい意味でラクにする闘い方も身につけてほしいなとも考えてしまったり。笑

明日スタジアム観戦される方は足元と天候と体調管理にお気をつけて!
ホーム連勝できるように応援していきましょう!!


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