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御朱印ガール。

実は、私は、「御朱印ガール」である。
集めた御朱印帳は、15冊を超えた。

昔から、古い神社やお寺に詣でるのが好きだった。なぜだかわからないが、心が落ち着く。そして、パワーをいただけるような気がする。

あれは、2014年8月のことだった。何気なく見ていたNHKの情報番組「あさイチ」で、御朱印について特集されていたのが目に留まった。女性の間で、神社やお寺で、御朱印をいただくのが流行っていて、それを「御朱印ガール」と呼んでいる、というのである。

私は、恥ずかしながら、その番組を見るまで、御朱印というものの存在を、全く知らなかった。それから、御朱印のことがとても気になって、色々と調べた。

御朱印とは、もともとは、お寺で写経をした証に、お寺のご宝印をいただいたものだったらしい。現在は、多くの神社仏閣で、参拝の証として、御朱印を賜ることができる。お詣りした神社仏閣とのご縁の証が御朱印帳に綴られていくのは、とても幸せなことだと感じる。

また、御朱印を、亡くなった方の棺に入れると、極楽浄土に行けるという信仰もあるらしい。

そして、御朱印は、とても美しい。墨と朱印のアートのようでもある。そして、それぞれの御朱印に、個性があり、千差万別である。しかも、お詣りした日付を入れてくれて、お詣りの記録にもなる。

また、それまで、好きな神社やお寺では、参拝記念に、お守りやお札を買っていたが、失くしてしまったり、古いものを返納できないままになっていたりと、管理に困っていた。御朱印帳であれば、管理もしやすい。

これは、やらない理由はあるまい、と、一念発起して、以来、少しずつ御朱印を集めてきた。

神社や寺院にはそれぞれの御由緒や個性がある。そして、訪問した季節や時間帯、そのときの自分のステージや心境によっても、神社やお寺の印象や、祈った内容は、その都度違う。そして、御朱印も、タイミングにより、拝受できないことがあったり、書き手の方の違いで、御朱印の筆跡が大きく違ったりもする。すべてにおいて、一期一会である。

スタンプラリーみたい、と、家族や友人から、からかわれることもある。でも、歴史ある神社仏閣をお詣りし、ひとつひとつご縁をいただいて、その証を残すというのは、何と言われようが、とても素敵なことだと思う。

今までは、御朱印帳を保存することで参拝の記録としてきたが、これからは、noteにも、少しずつでも記録を残して行こうかなと思う。

そして、御朱印を愛するnoteクリエイターの方々と繋がることができれば、とても嬉しい。

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