「いま」を感じたい

テレビで太平洋戦争末期の日本軍の潜水艦のことをやっているのを見て、ああ8月か、と思い当たった。今日は広島原爆の日、9日は長崎、そして終戦の日と続く。

Jリーグが再開してカレンダーで生活する日が戻ってきたのに、自分の中では日付が試合日を指す単なる記号になっていて、季節を意味するものではなくなっていた。
その時期に行われてきたことがほとんどと言っていいほど中止になっているか簡素化されるのに慣れてしまっているからだろう。

自分自身、先月は母親の一周忌だったが石川にも帰らず、母の好物だったシュークリームを食べただけで法事はしなかった。お盆の墓参りも行かないだろう。故郷に住む従姉妹に電話したら、町の人は都会から誰かが里帰りするのを快く思っていないそうだ。

コロナ禍は収まるどころか日に日に広がっていき、我々の日常を壊していく。ともすれば暗くなり下を向いてしまいそうになるが、そんな自分を奮い起こしては何かアクティブなことをしようと考える毎日だ。

今日は午後から高校1年生のクラス会。卒業して45年ぶりに顔を合わせる友人が多い。といってもリモート同窓会だ。
本来は8月1日に予定していたのだが、無期延期となった。それを決めたのもリモート幹事会だった。LINEでも話し合いはできるが、ミーティングにおいて、やっぱり同時性は大事だ。

幹事の全員一致でコロナが収まるまで延期、と決めたときに、とりあえずリモートで近況を話し合うぐらいの同窓会はできるな、と思った。他の幹事も同様の気持ちだったらしく、まずはLINEに誘える人を誘おう、と呼びかけたら7月初旬に9人だったグループが22人に増えた。
さすがに22人が急に予定を合わせるのは難しく、3回に分けて行うことになったが、全部で16人が参加できそうだ。

リモートは次善の策、ではあるが、何もないよりは遥かにいい。苦しい時代になってしまったが、今の時代だからできることも少なくない。できることを見つけて、そしてちゃんと季節や時期、風物詩などの「いま」を感じて生きていきたい。

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1957年、石川県加賀市生まれ。1981年、埼玉新聞社に入り浦和の住人に。1992年から、浦和レッズオフィシャルマッチデープログラム(MDP)の編集を担当。2005年に退職し、フリーでMDPの編集を請け負っている。清風庵(http://saywhoand.jp/)庵主。
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