191214レッズランド復旧ボランティア

スコップ

スコップを持ったのはいつ以来だろうか。たぶん近年もあるのだろうけど、はっきり覚えているのは高校3年生のときだ。要は毎年冬には雪かきしていた時代だから。翌年からは雪かきがほとんど必要のない地で暮らしていたし、そもそもスコップを持っていなかったから、持った記憶がない。

四角いスコップは雪かきに便利、先が尖ったスコップは穴掘りに便利。僕が子どものころ、たいていの家には2種類のスコップがあったと思う。雪かきはもちろん石川県だから必要。穴掘りは庭に穴を掘って生ゴミを捨てるためだ。畑と地続きなので少し経つと肥料になる、と母親は信じていたのかもしれない。ゴミがいっぱいになると、別の場所に穴を掘って新しいゴミ捨て場にする。昔はそんなに生ゴミが出なかったので、半年に一度くらいで良かった。ちなみに僕の子どものころは「スコッパ」と呼んでいたな。

昨日、レッズランドに行って、水害の復旧ボランティアをやった。人工芝グラウンドに溜まった泥を撤去する作業で、すでにパワーショベルで、全体の泥を数か所の小山に分けて集めてくれてあり、それをスコップで一輪車に積み、一輪車からトラックに移動し、トラックで1か所に運ぶ、というのが全体の作業内容だった。最終的には大きなトラックで処分場に運ぶのだろう。

レッズランドはたまに積雪があるから、雪かき道具は多かった。だからスコップも全部、四角いもの。これだと堅くなった泥にスッと入っていかないからやりにくいのだけど、堅くなっているのは表面だけなので、少し崩せば柔らかくなる。僕はひたすらスコップ係で、だんだん腕腰足が痛くなってきたけど、約50人くらいの人手があったので、9時過ぎから始めた作業が11時前には終了。何とかギブアップせずに済んだ。最後は無口になってきたが、このピッチでレディースのユースやジュニアユースが練習するんだから、一日も早い練習再開に自分も役立っているんだ、と心の中で自画自賛していた。

重機のパワーは大きいし、それがなければ土木建設工事はできないが、人でなければできない仕事もある。大勢が集まったときの力のすごさにあらためて感心した日だった。

しかし、長靴を脱ぐとき、両足ともふくらはぎが攣って、なかなか脱げなかったのは人には言えなかった。

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1957年、石川県加賀市生まれ。1981年、埼玉新聞社に入り浦和の住人に。1992年から、浦和レッズオフィシャルマッチデープログラム(MDP)の編集を担当。2005年に退職し、フリーでMDPの編集を請け負っている。清風庵(http://saywhoand.jp/)庵主。
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