「浦和レッズ対徳島ヴォルティス」の称し方

なんか、腹に据えかねていることがあったと思ったら、これだった。

先日、4月11日に行われた浦和レッズ対徳島ヴォルティスの映像を見ようとしたが、レコーダーが他の番組を複数録画中だったので、録画したものは見られず、仕方なくDAZNで見ることにした。DAZN自体に大きな不満はなかったが、テレビの録画の方が操作性が良いので、NHKであろうとテレビ埼玉であろうと試合のテレビ放送があるときは録画しているし、途中で戻したり見たい場面が決まっていたりするときは、録画の方を見るようにしている。

で、なまじDAZNにしたので見なくていいものまで見てしまった。試合の見どころを書いた画面を何気なく見ていたら、ん?

「勝つのは“恩師”か“教え子”か」

徳島は、今季からレッズの指揮官になったリカルド・ロドリゲスが4年間監督を務め7年ぶりのJ1昇格を果たしたチーム。つまり徳島の選手たちから見てリカルド監督は“恩師”だし、リカルド監督から見て徳島の選手たちは多くが“教え子”ということになる。勝つのはレッズか徳島か、という意味のことを、シャレて表現したつもりだろうが、どうよ、これ。

“教え子の先輩対教え子の現役”ならわかるが、「“恩師”か“教え子”か」という表現をした場合、レッズの選手たちはどこにもいない。

同じ監督に4年間指導されたチームと現在指導されているチームがシーズンの比較的早い段階で当たる。中位同士の対戦であるこの試合が注目された理由は、その点であることはわかっている。

しかし、期間は短いが、リカルド監督のサッカーを身に付けようと懸命になっているレッズの選手たちは、この試合を自分たちの到達点を確かめる大事なものとして全力で準備し、戦った。そんな選手たちの存在を無視するような書き方をされて、かなりムッとしたのだった。自分だって奇をてらった文章を書くこともあるし、嫌いではない。面白いときもある。だが、その場合は何かを犠牲にしていることもあるから、気をつけないといけない。

ムッとしたあと、我が身を戒めた。

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1957年、石川県加賀市生まれ。1981年、埼玉新聞社に入り浦和の住人に。1992年から、浦和レッズオフィシャルマッチデープログラム(MDP)の編集を担当。2005年に退職し、フリーでMDPの編集を請け負っている。清風庵(http://saywhoand.jp/)庵主。