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落ち込んだ駆け出し表現者に伝えたい言葉

友達が悩んでいたので、この記事を書きます。


表現者(ここではアマチュアを指します)が自分のコンテンツを作るとします。まず完成して世に放てること自体がすごいと思います。

そして次に表現者の多くが思うのが、世の反応が全くない、少ないということかもしれません。私はそうでしたし、反響の少なさにすぐ筆を折る方も見てきました。

最初はだいたい反響少ないと思いますよ。特にイラストや漫画分野は、日本ではブラジルにおけるサッカーみたいなものですから。裾野が広く競技人口が多いぶん、作品数も多く、レベルが高いですから激戦です。文章分野ならたぶん、もっと人口多いですよね。

気持ちはすごく分かりますが、落ち込みすぎないほうがいいですよ。

私はイラストや漫画がかなり下手でしたが、休みを入れつつ10年ほど描いて、発表や持ち込みや投稿、同人誌発行続けたら、いい反響を頂けるようになりました。
ゆっくりでも、少しずつでもいいし、休んでもいいので、継続してみるといつか状況が変わりますよ。


それとよく聞くのが、先人表現者たちのコンテンツが素晴らしすぎて、自分との差に打ちのめされてしまうこと。

ちょっと待って下さい、その先人表現者さん、よく活動履歴見ると、毎日とか、3日に1回ペースとか、すごい頻度でコンテンツを発表するのを何年も続けていませんか。

先人表現者さん、現在プロだったり、知らないところで別名義でプロで活動してたり、セミプロだったり、アマチュアでも活動歴長かったりしませんか。
公表はしていないけど、すごい学校を出ていたり、今こっそり学校に通って勉強していたり、未発表作品をたくさん作ったり、陰でものすごく努力を続けられている方ではありませんか。

自分が駆け出しだったとすれば、そんな方とは重ねてきた時間や労力が最初から違うわけですから、比較するのは良くないですよ。
自分と他人や、今の自分と過去の自分との比較も、心に良くないそうです。

自分が自分の完成したコンテンツに一番に触れ、チェックするわけですから、第一のファンになってあげたらいいと思います。


私は以前、お絵描きが大好きな10歳の女の子から、「学校で描く絵が賞を貰えない」と悲しそうに言われたことがあります。あなたならどう答えるでしょうか。

ここで女の子に言いたい言葉を、あなたも自分に言ってあげて、心に留めておいてほしいです。

私は、「人の評価は気にしないほうがいいよ。気にしすぎるとつらいし、100人いたら100通りの評価があるから。
それより、自分が楽しく描けたとか、完成して嬉しいって気持ちを大事にしてほしいな」と言いました。

落ち込んだときは、10歳児の自分を思い浮かべて何て言葉をかけるか。
もしくは、自分と同じ悩みを持った友達がいたらどう言葉をかけるかで、想像してみるといいかもしれません。


長期間自分にダメ出しを続けて、心の病気にまでなった友人がいました。それも、この先何年も通院や服薬が必要になりそうなほどの病状で。病気に苦しめられ、とても創作どころではありませんでした。
皆さんはどうか、自分に優しくしてほしいです。


表現者がみんな楽しく創作を続けて、いいコンテンツが世の中に溢れて、コンテンツに心動かされた方々が大勢いて、ほっこりする感謝の循環が起こるといいなあと思います。


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