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相手が報われなくてもあなたは恐縮しますか

日本人って謙遜することや恐縮することが美徳とされている部分でもあるけど、過剰になると相手が報われないことってあるよなぁと。

メイクスクールに通っていた頃、自分なりにメイクのSNS発信をしていることが先生にバレていました。(別にSNS禁止ではないんだけど)
「兵藤がメイクに関してのSNSやってるの知ってるよ」と言われた際に、
厳しいプロの先生に見られてるの恥ずかしいし、学生のくせに偉そうなことしちゃってるよなぁと思って、
「いや、あれ適当にやってるだけなんで…すみません…ははは」って言ったんですよ。
そうしたら予想外な事で怒られたんです。

”そんなこと2度と言うんじゃない。1人でもファンがいるならその人はあんたのことを信じてくれてるんでしょ。今のその人に失礼な発言だよ”

自分としては学生レベルで発信していることが生意気に見えるかと思って、遠慮というか恐縮したようなつもりだったんですが、その態度を注意されたんです。
その時にハッとして、あぁ本当にその通りだなと反省しました。

これは先日知人と話していた内容なのですが、
とある著者さんのイベントでファンの方が、「先生に会いに飛行機に乗ってきました!」と言ったそうです。
それに対して先生は「私なんかのためにわざわざ本当にすみません…」と返したそうなのですが、それって遠方から来て下さったファンの方が喜ぶ言葉でしょうか。
勿論悪気はなく軽く出てしまったセリフだと思うのですが、それって片道数時間掛けたファンの方が報われないというか、スッキリしないよねぇという話になりました。

一旦相手の言葉を素直に受け取る。
自分の恐縮してしまう気持ちよりも、まずは自分に向けて伝えてくれたその言葉に向き合うことって大切だなと思いました。

「ありがとう。わざわざ遠くから来てくれたんですね。帰りも気をつけてくださいね。」これで十分ですよね。

話の趣旨とは違うかもしれないけど、
電車で席譲った時に「いや、本当に次降りるんで!!全然大丈夫なんで!!ほんとに!!」と全力で断られるあの感覚っぽい気がする。
相手も良かれと思って断ってくれてるんだけど、自分の良心が報われない感じ?笑

とうことで、今年も気まぐれでnoteを更新していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

※年末年始の仕事しなくて良い世の中の空気感がとても心地よくて、仕事始めをなかなか受け入れられません…笑


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