この愛を間違いだとは言わせない
彼女の全てが愛おしかった。
風で君の濡れ羽色の髪が揺れる。とても綺麗だ。
君の瞳は夜の街の光で宝石のように輝いていた。何カラットだろうか。いくらでも買い取ってやろう。
潤いが決して絶えることない君の唇。独り占めしたかった。
痛いのが怖いと言った君はいつまでもイヤリングだった。おしゃれが好きだと言い張るのにピアスの痛みには負けてしまうそんなところが愛おしい。
新しく変えた爪の色を一番に自慢された。季節が変わるたびに装飾もガラッと変わる。新食感のスイーツを味わった気分になれる