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相方への絶大なる信頼が垣間見えるハライチのターンが好きすぎる話

※はじめに、芸人さんのお名前全て敬称略となっております。日頃はフルネームにさん付けでお呼びしています。(何の話?)

相方って響き好き。
個人の意見だけど相方ってお笑い芸人さん界隈以外で使わないで欲しい。恋人を「相方」って呼ぶ人とは知らず知らずのうちに距離を取りがち。恋人なんだから相方って呼ぶのはおかしくありませんか?と言いたくなる。まあ恋人いないので僻みだと思われておしまいだろうな。わーったよもう。はいはいハイハーイ!

本題への入り方を間違えましたけど幼なじみコンビ(トリオ)が本当に好き。自分が20年以上の付き合いになる幼なじみがいるから余計に思っちゃうのもある。

幼稚園の頃からの幼なじみコンビこと(こと?)ハライチのレギュラー、「ハライチのターン」が大好きで毎回欠かさず聞いている。澤部が面白いのは巷で有名だしラジオももちろんその技量は余すところなく発揮されているんだけど、ラジオは本当に岩井が本当に本当に本当に面白い。本当にで対象を挟み込んでしまうくらい本当です。
「ああなるほど、面白いってこういうことを言うのか」という概念を突きつけられたと言っても過言じゃないな。えー?こんなに人の話で面白いことある???と思っちゃうんだよね。

岩井のフリートークの面白さは私の文章力では到底表現ができないし、なんなら本人ですら表現し尽くせていないから誰にももう無理ですね。ふざ↑けんなよ↓〜。エッセイがめちゃくちゃ売れていて、その本が面白い話は先日私も書いたけれど、どうあがいても本家(ラジオ)に敵わないんだよな。いや、本も十分に面白いんだよ。ラジオが面白すぎるだけ。これは困ったことです。本が面白くないみたいになっちゃうじゃん。違うって、ラジオが面白すぎるだけなの。

ハライチのターンを聞くまで、「フリートーク=エピソードトーク」と言う印象が強くて、今週はこんなことがあって〜みたいな、近況を教えてもらえちゃってるぜやっぴーという気持ちでいた。それはそれでそのタレントさんのことが好きで聞いてるからうれしいのね。
なんだけど、岩井のフリートークは「フリー」の元来持っている意味を忠実になぞっている。本当に、自由に話をしている。もちろん最近の仕事の裏側みたいな一般的に想像しやすい話もするけど、部屋の模様替えをしたとか近所のスーパーに豚肉を買いに行ったとかそういう話を平然と公共の電波で流す。文字だけで見るとやばい。なんだ、一般人のツイッターみたな感覚で公共の電波を使っているのか?と思う。ラジオ聞いてるから思わないんだけど。
普通に友達が「スーパーで豚肉買ったー」ってTwitterに書き込んだりストーリーにあげたりしてたら、いいよそんなことまでツイートしたり写真とらなくて暇かよ、と正直思っちゃうけど、公共の電波を使っていながら全くそう思わないんだから、やっぱり岩井はすごい。すごい、という言葉が大変安っぽくて遺憾だが、すごい。
とりあえず聞いてくださいとしか言いようがないのだけれど、この「スーパーに豚肉を買いに行った話」がめちゃくちゃ面白いフリートークとして成立するのはもちろん理由があって、岩井はめちゃくちゃに話を盛る。もはや盛るというよりは、公共の電波で平気で嘘をつく。(あいや、実際のところはわからないので嘘と決めつけるのは良くないのですが…。)言い換えると、にわかには信じがたい話をする。これを1人でしゃべってるとただのやばいやつになってしまうんだけど、ここで満を辞して登場するのがかの有名な澤部なんだよねー。ついにきたね、くう、熱い。

嘘みたいなヤバい話をパワーワードを織り交ぜながら淡々と続ける岩井に、台本が本当にないのか疑わしいくらいに的確に澤部が打ち返す。澤部の立場にしてみたら、本当に目の前でヤバい話が繰り広げられているわけだから、つっこむとかそんな高いスキルを発動するもっと手前の、動物としての防衛本能が働いて言葉が出てきちゃってるのかもしれない。
いや本当に台本ないのかな?澤部も初めてこの話聞いてるんだよねこのとき!?と毎回思う。

そう、もう長々と書いちゃってすみませんだけど、結論を言えばネタを聞いてるのと変わらないのだ。ラジオって普段テレビでは見られない素の表情が〜とかパーソナリティごとその魅力は様々だと思うけど、ハライチのターンの場合はラジオにもぜんっぜん隙がない。もちろんいい意味で。強いて言えば澤部がパブリックイメージと少し違う一面を覗かせてはいるところが、ラジオならではかなあ、と思うくらい。

これはラジオがテレビと変わらないとかそういう話ではなくて(そういう話なんだけど)、「ハライチ」というコンビはどんなに媒体が変わっても「ハライチ」なのだ。軸が太くてブレないから、コンテンツの受け手としてとても安心する。だからきっと舞台を観に行ってもハライチはハライチだし、この先テレビやラジオが業界としてどう変化していくかはわからないけれど、きっとどこにいたってハライチはハライチなんだと思う。

ネタ作りをしているのは岩井で、澤部はその点に関しては服従(?)しているわけだけど、いつも見てて勝手に思うのが、岩井の澤部に対する信頼の厚さ。これは見ている一オタクが勝手にその信頼の厚さを感じ取っちゃっているだけなので、ご本人がどう思っているかは別の話ですけど。ノリボケのスタイルがあそこまで浸透したのはどう考えても新しいシステムそのものだけではなくて、澤部の技量があったからだと思うし、きっと岩井もそれを分かった上でネタを書いているんだと思う。いや、芸人さん誰でもそうか、失礼しました…。

それと通ずる信頼の厚さが、ラジオのフリートークでも垣間見えるような気がするのだ。まあこちらも勝手にオタクが垣間見てるだけなんですけど…。そもそも垣間見るって見てる側の言葉だから間違ってないよな。(⁇⁇)
スーパーに豚肉を買いに行くような話は岩井はテレビでもしないし他のラジオでもしない。やっぱり澤部のツッコミがあって、岩井ははじめてフリーにトークができるんだと思うし、本人もそう思っているからこそハライチのターンのフリートークが異彩を放っているんだと思う。

個人の主観ですがめちゃくちゃ強いアタッカーとレシーバーが揃っちゃってるのがハライチなんだよねー、うう、最高じゃんね。

最高というか、最強だと思っている。

はー、やっとたくさんかけておちついたー。まとまりはないよ。そんなものはない、noteなので。

落ち着いて、またライブとか見に行けるようになりますように。

長々失礼いたしました。

おしまい

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