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失恋した悲しみって、結局私ってそんなもんだった?って所だと思うんです。

失恋した悲しみって結局のところ「私ってあなたにとってそんなもんだった?」って感じる事だと思うんです。

誰しも恋人と付き合ったら「自分の好きな人に好きと言われる。」これがこんなに幸せで心満たされるものなのか、と感じるでしょう。

でも、月日が流れ、やっぱり他人同士だから喧嘩もすることがあるでしょう。
その度に、私も相手もやっぱり相手を離したくなくて話し合いながら関係を続けるんですよね。

そうやって積み重ねた関係ができるには、何ヶ月も必要なんですよね。そんな関係を作り上げているうちに、相手は自分の生活の一部になっていくんです。

自分の知らないうちに、相手が自分の生活にあって当たり前の存在になっていくんですよね。
でも、どこかで歯車が狂うと、相手は自分の生活から、だんだん私を切り離していくんです。

大抵、初めは気付いていないフリをしていても、だんだんと理解せざる終えなくなってきて、同時に自分の生活からも相手を切り離せたら楽だけど、そんなうまくはいかなくて。

で、あるとき気づくんですよね。
「あぁ、何となく私がいない生活を相手は送ってるなぁ。」って。
いつもバイトが終わったら1番にきてたラインがこなかったり、
寝る前にかかってきてた電話がこなかったり、
こちらから連絡すれば普通に返してくるんだけど、何となく違くて。

そんな時にはもう振られるの待ちみたいな感じで、どんなに掴んでいたくても無理なんです。

だから自分も、相手が自分の生活から私を切り離したように、私も切り離して傷つかないように準備するんです。
減ったラインも、こない電話も、そんなもんだよな。って考えるんです。
でも大抵、そんな準備なんて何の役にも立たずに傷つきますけどね。

で、終わってみれば、相手は私のいない生活を平気で送っていて、自分だけまだ相手のいる生活を送ってるんですよね。

そして、ふと思うんです。「私ってあなたにとってそんなもんだった?」って。
相手に別れを告げられる事はもちろん悲しいけど、私がいない生活を何の迷いもなく送ってる相手を見て、そんな程度だったか、って思うんですよね。

こちらは少しも大丈夫じゃないのに。

相手の生活のどこかで、私のことを思い出してくれるんじゃないかって思うけど、そんな事はなくて相手は平気で自分の生活を送っているってことにまた傷つくんです。

こちらは毎日毎日思い出すのに。

失恋の痛みは、形を変えていつまでも消えないってことも分かってきます。

結局、そんなもんなんですよね。

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