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柔らかな後悔

久しぶりに親戚の家を訪ねた。
母親をとても可愛がってくれた叔父の家だ。
とてもワンマンな人だったので、
怖がって近づかない孫さえいたんだけど、
わたしに限っては母親の娘ということで
可愛がってもらってた。
だから「怖い」と言うイメージなんて全くなかった。

お兄ちゃん(そう呼んでいた)は去年亡くなった。
そろそろ1年かな。

「入院してる頃にお母さんから年賀状届いたのよ。
お孫さんとの写真でね。それ、お父さんに見せたら佐予が写ってないじゃないか、ってね。当たり前でしょって言ったのよ 笑」

少し遠い親戚になると、なかなか現状がわからない。でも、ふとした時に思い出すことは良くある。

お兄ちゃんに最後に会ったのいつだっけ。。。

叔母さんに顔見せに来たのも何年ぶりだろうか。。。

ワタシ的にはちょっと顔見に、って感じだけど、
そんなことでさえ喜んで待っててくれる。

お兄ちゃんが眠る霊園に連れて行ってもらい
墓前で手を合わせる。

何度も「佐予ちゃん来てくれたよ、良かったね」
と、お兄ちゃんに語りかけてる。

滅多にないんだけどね…
少し後悔をした日だった。



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