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美容よりも大事なことがある。

美容師を14年やってきて気付けた事なんですが、

私がやりたい事は、ヘアスタイルをデザインして、それをお客様に提供するということとは別にあるな、と。


カラーの需要が高まっている今の時代、

新しいカラー剤はどんどん開発されて、次から次へと発売されてきました。

発色が今までに無いくらい良いものや、

ダメージや匂いが軽減されてたり、

テクスチャーがいい感じになって、美容師側が塗布しやすくなったり。

パーマの需要は少し落ち着いていましたが、(コテを使いこなせる人が増えたせいか)

コテやアイロン仕上げがベーシックになっていました。


周りのスタッフを見てると、

カラーについてめちゃくちゃ楽しそうに話してたり

アイロンの仕上げに、凄いこだわっていました。


私の熱意がそこに無いのを感じるたびに、私はもう辞めるべきだと思っていました。


そんな私でも、20代の時は、流行によって求められるヘアスタイルやカラーの変化を楽しんでいました。

毎年似ているようでちょっと違う流行。

それが、飽きっぽい私が、飽きずに続けられていた理由かもしれません。


30を過ぎてからは、流行に流されるのが疲れてきました。笑

その時その時で繕うような可愛さに、何か虚しさを感じるようになってきたのです。


目指す自分像から、やりたいことが思い浮かんだ

「いつも綺麗でいたい。それはスッピンでいる時も、裸でいる時も。」


飾らずに、素のままで綺麗でいれるにはどうしたらいいのか。


それを考える時間がどんどん増えていきました。

気づけば、美容師最後の方の私は、トリートメントやヘッドスパの施術ばかりしていました。笑

髪そのものを綺麗にしたい。

アイロンなんて使わなくても、まとまる艶のある髪にしたい。

髪を綺麗にするには、頭皮が大事だ。

頭皮が硬くなると、顔もたるんで下がってくる。

ヘッドスパで毛穴を綺麗に、頭皮を柔らかく。


そんなことを一番に考えていたので、こだわったデザインのヘアスタイルを求められるお客様は少し苦手でした。

(美容師にも、得意な分野、苦手な分野はあるので、美容師さんとの相性は大事です笑)

ブリーチも流行っていたので、それを希望するお客様は多かったですが、本音を言うと、髪がとっっても傷むので、あまりしたくありませんでした。

ブリーチをして仕上がった髪の毛の手触りは良いものではなく、

とても罪悪感を感じてしまうからです。


素で綺麗でいたい。

と思うのは、髪だけではありません。

肌も、身体も。

もっと言うと精神的にもです。


そこを突き詰めていくと、健康的でいることが大事で

健康でいることが、綺麗を作る、ということに行きつきました。


健康的なカラダでいると、マイナスな思考はしずらくなりますし、

健康的なカラダでいる為には、マイナスな思考は邪魔になります。


そのマイナス思考も、私から除去したかったものなので

美容よりも、健康に関して勉強していくことにしました。


私は薬に違和感を感じています。

親の影響もあるかもしれませんが、風邪をひいても薬は飲まないで治すことが多かったです。

悪寒がしたら後ろ首の根元と、丹田のところにホッカイロを貼り、

首にタオルを巻いて、背中にもタオルを入れて

母親がネギ味噌スープを作ってくれて、

それを飲んで寝ると、もの凄い汗をかいて、自然に熱が下がるのです。


薬を否定するつもりはありません。

薬で助けられたこともあります。


しかし、副作用が出たりすることも多くありました。

治したい症状は治るのですが、別の部分に違和感を感じました。


日本は国民保険によって、今は3割負担で医療機関にかかれます。

年金の話は以前から言われていますが、保険システムも同じようになるのではないかと思います。

アメリカのように全額負担になる事を考えたら、

日本もアメリカの様に、予防医学についてもう少し考えるべきだと思います。


今世界的に起きているこのウィルス問題は、

私たちに、健康について考え直す機会を、与えてくれているのではないかとも思えます。


一人ひとりが、自分の体を大切に考え、向き合う事で

免疫力が上がり、感染病も減り、

健康的な人が増えれば、うつ病患者も少なくなるはずです。

自ら命を絶つなんていう事は、誰も幸せになりません。


これからは、健康についても発信していきたいと思っています。

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