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男女の悩みの違い

 インタビューをしたり、友達と話したりしていると、人の「悩み」や「迷い」に触れることがよくある。みんないろんなことに迷っているし悩んでいる。その人の人間味に触れられる瞬間かもしれない。

 そんな生活のなかで、ふと男女の迷いの違いについて思った。

 男の人は選択肢がいろいろとあるなかで、どれを選ぶべきか迷っている人が多い。反して女の人は、選択肢のなかから選びたいものは決まっているけれど、本当にそれを手に取っていいのかどうか悩んでいる人が多い。

 わたし自身、ずっと「ライターを続けたいんだけど、金銭面を考えると本当にこの仕事を続けていていいのだろうか」と迷っていた。生活の安定を考えるべきだという理性もありつつ、「続けたい」という確固たる想いがあるからこその悩みであり、迷いだった。

 よく言われている「女性の相談とは、出ている結論を後押ししてもらいたいだけで、アドバイスをもらいたいわけではない」論の理由は、この性質に由来しているような気がする。

 少し話はずれるが、女性の出すアイディアは直感的で、理論に基づいていないぶん突飛であったり、攻めていることが多い。反して男の人は理論的に無駄なく確実に実現できるアイディアを進めていく人が多い気がする。だからこそチームには女性と男性どちらもいるほうが様々なアイディアが生まれ、実現しやすいのかな、とも思う。

 そして行動力のある女性はどうしても強いイメージを持たれることが多い。行動力とは男性性なのかもしれない。

 人間だれしも女性性と男性性のどちらも持っている。その配分は人によって異なり、女性性と男性性のどちらもバランスよく持っている人が、結果的に事業を成功させられるのだろう。

 もしかしたらこれを「女性性」や「男性性」と言ってしまうのが時代遅れなのかもしれない。でもやはり、女性と男性は物理的に大きな違いがあることは間違いない。わたしは男性の体力が羨ましい。

 優しさとは「みんな同じだね」ではなく「違い」というものを認め合うことから始まっていく。足りない部分を補って、サポートしあっていけたらハッピーですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。