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With/Afterコロナ時代におけるSDGs発信④UNIQLO

PRディレクターのさやです。

With・Afterコロナ時代のSDGs発信、第4回はUNIQLOです!

「服のチカラを、社会のチカラに。」というミッションを掲げるユニクロ。プラネット(Planet)、ピープル(People)、コミュニティ(Community)の調和という3つを大きな軸として様々なサステナビリティ活動を行っています。

SDGsの項目を明確に打ち出しているわけではないのですが、国連機関とのグローバルパートナーシップ連携など、規模の大きい活動を展開しています。本記事ではそれぞれ3つの軸をご紹介していきます!

Planet:サステイナブルな服作り

環境負荷の削減で持続可能な事業を実現し、本当に安心して買える服を提供します。

服の素材を作る工程において、地球環境や動植物へ大きな負荷がかかってしまいます。そこでユニクロは、例えばサステイナブルなコットンの生成を目指す国際NGOと連携するなどして、できるだけ地球環境や動植物に優しい素材を用いるようにしています。

また、服の作成や物流の段階においても、化学物質や有害物質を出さないように配慮することで、気候変動などへの影響を可能な限り減らすことを目標としています。

People:女性のエンパワーメント

人権を尊重し、安心・安全な労働環境と、一人ひとりがいきいきと輝ける成長の場を提供します。

とくに女性のエンパワーメントに力を入れていて、2019年にファーストリテイリングとUN Womenはグローバルパートナーシップ締結。パートナーシップの締結は、アジアのアパレル企業として初めてのことです。縫製産業で働く人のうち約8割が女性ですが、女性が高い地位に就くことが少なく、女性にとって将来的なキャリア形成が難しいのが現状です。そこで、バングラデシュ、中国、ベトナムの3カ国の縫製工場を対象に、それぞれの国が抱える課題を選定した上で、約200の工場で管理職候補に推薦された女性を対象に支援プログラムを提供する計画です。

Community:難民支援

服を着る喜び幸せ、暮らしの充実に繋げ、調和ある発展を実現します。

ユニクロは衣料支援、自立支援、難民雇用の3つの活動を軸に、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)をはじめとする様々な組織と連携しながら、難民支援を行なっています。

①難民への衣服提供

2006年から「全商品リサイクル」を開始。2007年には、グローバルパートナーであるUNHCR等ともに、難民や避難民に店舗で回収した服を届ける活動を行なっています。 2016年8月末までに約2033万点の服が届けられているそうです。

②難民の自立支援

縫製や刺繍技術のプログラムを提供することで、難民が自立した生活を送る支援をしています。ユニクロは2016年からUNHCRに3年間で1000万ドルの支援を行なっていますがうち550万ドルが自立支援プログラムにあてられています。

③難民雇用

ユニクロ店舗において、難民に就労の場を提供しています。2011年に難民雇用を開始して以来、様々な難民支援団体と連携しながら受け入れ人数の拡大や雇用後のサポートにも力をいれています。2017年時点で45名の難民が働いているとのことです。

参照:https://www.uniqlo.com/power_of_clothing/pdf/FukuNoChikara_18.pdf

まとめ

さすがは世界のユニクロ。様々な国際機関や、国際NGOと連携することで、よりグローバルで規模の大きい活動を実際に展開しています。石油業界についで、二酸化炭素排出が多いアパレル業界。「世界で二番目に環境問題を引き起こす業界」として、サステイナビリティに真剣に取り組むアパレル企業が増えてきましたが、その筆頭といえるのがユニクロでしょう。SDGsが世界のトレンドとなる中で、ファストファッションはより一層熱心な取り組みが求められます。今後のさらなる活動に期待です!



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