エロ小説のプロットのつくり方。

プロットとは、話の流れを大雑把に書いたもののことです。これに沿って書くと作品を途中で投げ出さず、最後まで書きやすくなります。

いきなり話全部を考えようとしても難しいので、大雑把に流れを決めて、書きながら細部を埋めていく、というやり方に使います。

ですが、プロット自体もお話づくりには違いないので、何から書いたらいいかわからない、となる方も多いと思います。

そこでこの記事では、毎月1作投稿を続けている官能小説家の私の、「最後まで書き上げるためのプロットの書き方」を公開します。

最後には、実際に私がノートに書いた手書きプロットの写真も載せています。



プロットづくりとは

プロットづくりとは、

いきなり本文を書き進めず、まずは各シーンの要点を短く書いて矢印で繋げていた図を用意する

という作業です。

この図を見ながら本文を書くと、「次は何を書こうかな」と迷う事が減ります。
最終的にラストシーンに繋がればいいので、内容も考えやすくなります。


プロットは例えるなら「全体の見える地図」をつくる作業です。

本編を書くときは

この地図(プロット)を見ながら最終目的地に向かって各島(シーン)を探検していく

というわけですね。



考える順番


書きたいエロシーン

キャラの設定・容姿

最初のシーン

ラストシーン

間を埋めていく

という順番で考えていきます。

しっかり細部まで考えるよりも、思いつかなかったら飛ばしたり、行ったり来たりしながら、大雑把に埋めていく事を重視しましょう。



書き方

オススメはノートに手書きすることです。

見開き2ページ(または4ページ)に収めると、作品を書くPC画面の横に置いて「全体を一望できる地図」としての役割を果たします。

デジタルで書く場合は、「右ページに」などを気にせず真似してください。

1.全体の流れより先に、思いついたアイデアを「なんでも」「順番気にせず」「思いついた順に」左ページに箇条書きにする(書きたいエロシーン、シチュエーション、キャラ設定、参考にする他作品名など)

2.キャラの設定を詳しく右ページに書く。

3.ある程度思いついたら、左ページの続きに最初のシーンを書く(喫茶店でヒロインと会う、くらいのでいい)

4.エロシーンへの繋げ方を書く

5.ラストシーンを書く。(思いつかなかったら後でいい。書いてるうちに変わってもいい)

6.最初のシーン → エロシーン → ラストシーンの間で起きることを矢印を使いながら埋めていく。(スペースは広めに取る)

7.途中で思いついたアイデアは右ページや矢印の間に書く。

8.各シーンの背景事情、キャラの心情はマンガの吹き出しのように書く

以上です。



解説

私はまず、

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