シナリオの大筋に迷ったら一度は使ってみて損はない「おもしろい話の型」。
おもしろい話の展開を考えるのには、有効な「型」があります。
官能小説にもこの型は使えるので、エロシーン以外の部分、そもそもどんな物語にするか思いつかない時は、この型を使って試しに書いてみてください。
シナリオライティングの型
おもしろい物語の書き方として有名なのは以下のような流れです。
日常
↓
事件
↓
非日常
↓
解消
↓
新たな日常
この型に沿って書くだけで、物語としては成立します。
例えば、実際に私の書いた作品 メイドロイド・ニーナに逆らえない は、この型に沿った形になっています。
【日常】いつものようにブラック企業に出勤しようと、部屋を出る。
↓
【事件】玄関の前に自称「家庭用健康管理アンドロイドS-217」を名乗るメイド服を着た金髪の美女が立っていた。ブラック企業に勤めていることを指摘される。
↓
【非日常】メイドが部屋に入ってきて、世話をしてくれる。エッチなことをされる。
↓
【解消】辞めたかった会社を辞めさせられる。秘密にしていたエッチな願望を叶えてもらう。
↓
【新たな日常】メイドにエッチな願望を優しく叶えてもらう生活で気力を取り戻し、就職活動をする。
だいたいこのような要素でこのお話はできています。
官能小説では、非日常や事件の解消をエロシーンに当てることが多いです。
日常がエロの作品ももちろんOKですが、「日常の中の小さなエロい事件」という形で書いてみると考えやすいかもしれません。
よりおもしろくする工夫はいろいろありますが、そもそも物語の大筋をどう考えていいかわからないときは、ぜひこの型を使ってみてくださいね。
(このnoteは全文無料公開しています。)
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