数秘術33のあれこれ

生年月日を全部たした数で人の性質などを知れる、数秘術というものがあります。性質や、この世に生まれてきてどんなことにチャレンジしたいかなどを知ることができ、自分や相手の性質などを知ることによって、人間に対しての理解度が上がり、悩みや疑問に対して、新しい視点で考えることができるようになる、占いの一つのようです。


私のナンバーは33で、性質を表すキーワードが、宇宙人、独特、葛藤などです。


この中で、今回は、「葛藤」について書こうと思います。


宇宙人という言葉から連想されるのは、地球人と違う、変わってる、というイメージがありますが、実際に昔会社勤めだった頃は、「sayakaさんて宇宙人」と呼ばれていました。多分、このように文章を読んでいる分には「そういう人もいるのね」と感じる程度だと思いますが、私としてはとても生きづらかったのです。


なぜ生きづらかったかというと、常に「これでいいのだろうか」という葛藤があるからです。今は、自分が人と違う感覚だということを楽しめていますが、葛藤は今でもあります。「これは人を傷つけないだろうか」「どのように伝えたら理解してもらえるだろうか」と考えることが多いです。


私は万能ではないので、「なんであんなことしたのだろう」と後悔することがたくさんあり、どんな後悔も成長の途中であり自分の肥やしにはなるのですが、自分のした行為、またはしなかったことで他人が傷つくのは、いつでもとても心苦しいのです。


自分が痛みを知らなければ他人の痛みを理解したい、と思っていたので、自分の経験から生じた感情をとても大切にし、それを参考に、他人の状態を想像したりと、色んなことを考えてきました。


そのようにして自分と他人を理解することに一生懸命に生きてきた結果、あることがわかるようになってきました。


自分と他人は、別々の人間である。自分が聖人ではないように、寄り道をたくさんして色んなものを見て聞いて考えてきたように、たまにやらかしてしまったように、みんなもみんなのペースで進んでいる。人によっては、一歩進んで2歩下がる人、3歩でも4歩でも下がる人もいる。なかなかそこから動かない人もいる。何十年かかって何かを達成した人もいる。新しいことにどんどんチャレンジしている人もいる。ガンガン無理をしてでも前に進みたい人もいる。


どんなに失敗しても、それもその人の自由です。自由、というより、本来人間は自由であるがために、失敗することをあえて選んでいる時もある。みんな実験してみたいのだと思います、「これを飲んだらこんなことが味わえるのではないか」ということを。自分で実験して味わって理解して進化してみたい。


私は一時期、バイオリズムの停滞期により、生命力がどん底まで落ちた時がありました。知り合いの方から「真冬真っ只中、人生のどん底ですね」と言われ、文字通りどんなに頑張っても、一瞬楽になるような気がするのですが、すぐに落ちてしまう。懸命に「これが自分が本当に望んでいることだろう」と進もうとするのですが、何かが違う、と常に思っていました。それから徐々に「これからは今までの考え方では辛いままなんだ」ということに気づいていきました。


停滞期は誰にでもあるようで、方向転換を考えたり休息したりと、自分が今までやってきたこと考え方のクセについて吟味する良い期間です。焦る自分をなだめたり過去の行いを責めたりなど、精神的に居心地が良くない状態が続きますが、後にそれが必要だった、とわかるようになってきます。


少しずつ回復に向かい始めた時期に読んだ本がありました。それをキッカケにまずやったことは、周りと違う自分を、「自分を大切にしてあげよう」と決心したことでした。どんな自分も「それでいい」というふうに。無条件で。


そう思えるようになってから、元気が出るようになりました。悩んでいる人に対しても、考え方が変わってきました。人は苦しい時にアドバイスをもらうよりも、ただ寄り添ってもらいたいだけの時もあります。ただ励ましてもらいたいだけの時もあります。最後は自分の足で立ってみたいので、「もうちょっと待って!」と、それまで見守っていてほしいだけの時もあるのです。


それでいいのだと思います。最初から一回で理解できてなんでも自分の理想通りに完璧にできる人生を、人は求めていないのかもしれません。あまりに簡単にできて他にやることがないゲームはすぐに飽きてしまうし、複雑で何回もチャレンジして味わえる達成感は格別です。そして私は基本面倒くさがり屋なので、なかなか動かない時があります(笑)。


ゲームで例えましたが、昔読んだ、「神との対話」という本に、「本当の魂のゲームを、実践してる人は多くない」というようなことが書いてありました。本当の魂のゲームとは、最高の自分で生きていく、ということだそうです。一回しかない、生身の体を持った一人の人間の、内面的、技術面、そのほか思いつく可能な限りの生命の進化という快感を味わうために、色々と挑戦できるこの人生という不思議な場所は、本当はとても貴重なものなのかもしれません。


「自分を大切にしてあげること」というシンプルなこの一文は、実践してみるとまず内側の変化を感じます。色々なことに挑戦してみたくなりますし、私のように大きな葛藤を抱えがちなナンバー33の複雑な性質も、「生かすとどうなるか」ということに興味が出てきます。そしてこの在り方を、周りの人と共有したくなります。


人は、大切にされると嬉しいし安心しますね。


毎日毎日新しい日が始まります。体調もそれぞれ、同じペースではないことがあります。休んで力を回復させて、自分らしさにチャレンジしていきましょう。


生きている間に私は、私の大好きな「大好き」をたくさん味わおうと思います。皆さんもぜひご自身の「素材」を楽しんでいってください。


お読みいただきありがとうございます。何かのヒントになれたら嬉しいです。


sayaka







その度に「なんでもっと自分のことを大切にしなかったのだろう」と後悔してきたので、その分は人を理解したい、と


その「人を傷つけた」という苦しさを、自分が味合わないようにどうしたか、というと、まず私自身がたくさん傷ついてきました。




そのように他人が傷つくのが嫌なので、そんな私は今までたくさん傷ついてきました。



人間は10人十色、一人一人みんな違う生き物ですが、社会を作っていくためには秩序やルールは必要で、常識というものも、必要だからあるのだと思います。何をどうしたら、どう考えたらみんなが嫌な思いをしないのか、もし何か起こってしまっても、またやり直すための決め事が


しかし、私は中身は大変自由な人間でして、常識というものにあまり興味がありません。反対に、みんなが共通して持っている意見や判断としての常識、というものの大切さもわかります。


とても生きずらかったものですから、宇宙人、と言われると、逆に「自分は理解されている」と安心するほどでした。


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