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苦しさ、辛さの原理を知る

こんにちは!ヨガインストラクターの吉田紗弥です。
先日は雪が降りましたが、厳しい寒さの1日の終わりのお風呂が気持ちいなぁと感じる季節です。

今日もヨガのお話でウェルビーイングに過ごすためのヒントをお伝えしますね。

今から約2000年前に成立されたとされるヨガの根本経典「ヨーガスートラ」には

私たちの生活をより良くするための賢者の智慧が詰まっているのですが、
その中から一説ご紹介します。

タパスによって超自然力が得られる

パタンジャリのヨーガスートラ

まず、「タパス」という言葉から説明したいと思います。

タパスとは日本語で「苦行」という意味です。

そして「超自然力が得られる」とは「大きな力を得ることができる」という意味です。

ですのでこの一説は「苦しい行いによって大きな力を得ることができますよ」という意味です。

とはいえ私たちはなるべく苦しいことを避けて、
より楽に、より簡単に、
幸せを得たいと思ってしまいます。

この一説がなんだか綺麗事のように聞こえますが解説しますね!

まず私たちが「苦しい」と感じるときは、
自分の許容範囲を超えている時に「苦しい」と感じます。

そして自分の許容範囲内だと「楽だ」と感じます。

苦しい行いを続けると許容範囲がどんどん広がり、自分のできることが増え、
世界と繋がっていくことができます。

例えば、筋トレはどうでしょうか。

最初持ち上がらなかったダンベルは
「重くて持ち上げることが辛い、苦しい」と思うでしょう。

けれども、そのダンベルを持ち上げ続けたとき、

私たちの筋肉は大きく、強く仕上がり、

最終的には最初「重い」と思っていたダンベルを軽々と持ち上げることができます。

私たちの人生も同じです。

何か辛いことや苦しいことに直面した時、最初は自分の許容範囲が狭く、
「辛い、苦しい」と感じます。

それは心が筋トレをしている状態で、

その行いを続けていくことで、許容範囲が広がり、その行いが次第に楽に感じ、

大きな力となり、人生の可能性が広がるというのです。



このタパスを実践した出来事が四年前くらいにありました。

私と夫の結婚式準備のお話なのですが、
式場を決める際、あるホテルで式を上げることにしました。

私はもともと、ホテルの正社員であったので、
内部の情報をなんとなくわかっており、

ウエディング担当ではなかったものの、
宴会や挙式に関しては流れもある程度わかっており、進め方も説明を聞きながら、

「はいはい、わかってますよ〜」と余裕で毎回の打ち合わせに入っていました。

大体6ヶ月くらいかけて準備を進めていきました。

結婚式を挙げるということで、心はウキウキ。

前撮りでの衣装合わせ、
お花などの打ち合わせなど、
また招待客をリストアップするなど着々と計画が進んでいきました。

友人や家族は喜んで参加してくれるということで、
何事もなくスムーズに打ち合わせや作業が進んでいきました。

しかし、式2ヶ月くらい前に差し掛かった頃、映像関係のスタッフと打ち合わせをした時のこと。

アルバムや、ビデオ撮影の値段を見た時、ぎょっとしてしまいます。

記念写真、式と披露宴最中の写真からムービーまで色々チョイスできるということでしたが、

打ち合わせの中でも一番と言ってもいいほど値段が高いのです。

特にムービーはスタッフに見せていただくと、他人の結婚式でうるうるきてしまうほどの感動的なシーンで胸が熱くなります。

そして数ある友人の結婚式に出た私はムービーにいつも涙していたので、
「自分も招待客に感動した結婚式」を届けたいと思いました。

しかしやはり問題は金額。
値段は50000円〜ということで最低が50000円。
色々と自分のやりたいリクエストを出すともっと高くなる。

さらにプロフィールだけでなくオープニングやエンディング、全てやろうとすると
30万円以上する...

人生で一度きりとはいえかなりの金額。

しかしスタッフの人からは
「ぶっちゃけプロフィールムービーは簡単に作れますし、皆さん手作りで作られています」と。

「じゃぁプロフィールムービーは自分達で作ろう!」と決め動き出しました。

まずは自分達の幼い時の写真を集め始め、youtubeでつくている人の動画を見てうるうる。

そして参考に結婚式を挙げた友人に調査する。


そして、imoveというMacBookに入っているアプリをまず開いてみました。

見たことない画面で怖気付きます。

とりあえず手探りにやってはみるものの、

変なところをクリックしたり戻ったり、
感動シーンにしたいところがギャグみたいに映像が飛び込んできたり。

自分の生い立ちの部分を作るだけでいっぱいいっぱいになり、

夫の部分に関しては、「自分で編集して」と言ってお互い悪戦苦闘しながら作り始めます。

仕事以外の時間はほぼその作成時間に費やしてしまうほど、進みが悪く、

たまにYouTubeでimoveを使って作成動画というものを見ても自分ではうまくいかずむしゃくしゃしてきます。

そしてさらに夫が作成したものと自分の作成したものが全く雰囲気が違い、
さらに期限が迫り、むしゃくしゃしているのもあり、

「もっとこうした方がいいんじゃない」と指摘すると夫は不貞腐れてやらなくなってしまったのです・・

ちゃんと使いこなせていないimove、
そしてなぜここにきてこんなに時間をかけているんだろうと

「お金で解決した方が良かったか」
「いや、そんなお金もかけられない...」
と歯痒い気持ちが湧いてきます。

けれども自分の納得のいく映像がなんとか出来上がり後はDVDに落とすだけになりました。

そしてホッとして、落とすくらいはすぐ終わると期限前日までその映像を放置していました。

しかし、担当者の提出の期限前日になってもDVDに落とせない、ということに気づきます。

ダウンロードしたソフトからimoveに落とし込む作業を夫にお願いしたのですが、

締め切り前日の夜になってもパソコンと睨めっこしている。

私も一緒になって「あーでもない、こーでもない」とやっていると深夜を回ってしまいます。

説明書を読んでも意味がわからず、順番通りにやってもうまくいかない。

そしてこういう時こそyoutube!検索、3分くらいの動画でしたが、
真似してゆっくりやると、
すぐにダウンロード完了!


さっきまでの時間はなんだったのか、と思いましたが、
ようやく提出できる形に仕上がり、

次の日の打ち合わせで担当者に渡すことができました。

そして結婚式当日、ムービーを流した場面は見れなかったのですが、

式後に、友人と話をし、「あのムービー自分で作ったんだけど大変だったよ」
というと

すごくびっくりして、
「ええ?!あれ自分達で作ったの?! カメラマンが作ったものと思ってたよ」

と言ってくれ、結婚式自体も、コロナ明けでなかなか
みんなで集まることのなかった中でたくさんの人がきてくれ、
楽しそうな笑顔をみると、
頑張って良かった、と思えました。

そして、あの映像作成で苦戦した経験から、
パソコンや動画作成の抵抗もなくなり、
SNSやyoutubeなども作成しています。

私たちは、何か自分にとって苦しい、や辛い、と感じることが人生の中で度々起こります。

そして私たちは自分の許容範囲内に収まり、可能性を広げることなく過ごしてしまいがちです。

しかし苦しい行いは
自分の許容範囲を広げている行いであり、

大きな力を得て、世界とつながるためのトレーニングなのです。

まるで日々のどんな苦しいトレーニングにも屈することなく続け、
世界の舞台で活躍するスポーツ選手のように、

私たちも自分の許容範囲を超え、

新しい自分にで出会い、人生の可能性を広げていきましょう!


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ウェルネスヨガアドバイザー 吉田紗弥


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