取材旅行記 6
信州は白壁を多く見る街だった。
空襲を受けていない街なのだろう。
長野市の松代町では明らかに武家屋敷の町割りが残っていた。
早朝から再度レンタサイクルを借りて、ひと回りして高速バスに乗った。流石に疲労仕切っているので、バス内では熟睡してしまった。
気がつくと名古屋市内に入っている。
ここで旧友と待ち合わせをしているが、名古屋駅の構内は複雑怪奇なので、宿泊先のある伏見で再会した。
数えて6年ぶりになるだろうか。
大学からの付き合いではあるが、今だにSNS等で連絡を取り合える。この現代の便利さは有難い。
しばしの旧交を温めて、シャワーを浴びて仮眠をとる。
都心部では映画を観ておきたい。もうこれで最後であろうインディを劇場で愉しんだ。
翌朝はこれも名古屋名物のモーニングを頂いた。
もう15年ほど昔だと、デフォで餡子の皿がついてきたモノだが。
それは栄エリアの常識だったのか、この物価高で一般の良識に落ち着いてしまったのか。それはちょっと残念だった。
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