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【パニック障害】脳を回復させる5つの方法 ②いかに脳に栄養を届けるか

パニック障害の人は貧血でなくても鉄不足?!

"貧血でなくても鉄不足の人"がパニック障害の人には多いと聞きます。

ヘモグロビン値が正常でも鉄不足のことがある。
赤血球内の酸素の運び屋たんぱく質であるヘモグロビンは、"鉄"と"たんぱく質"で出来ている。
その鉄が不足すると、体内に鉄を貯蓄するたんぱく質であるフェリチンが鉄を放出し、見た目の血液中のヘモグロビン値は正常に保たれることがある。
手持ちの鉄がなくなったら、貯蓄から鉄を取り崩すということですね。

しかし、そのフェリチン値か低下すると様々な症状が出てきます。
・気分が落ち込む
・イライラする
・動悸やめまいがする
・寝起きが悪い
・冷え性である

ヘモグロビン値が低くなる貧血を「鉄欠乏性貧血」といいますが、フェリチン値が低くなることを「潜在性鉄欠乏症」というそう。
健康診断ではフェリチン値は通常測定されないので、隠れ鉄欠乏症の人は多いのかもしれません。

早く楽になりたい…栄養が満ちるまでどうやってしのぐ?

採った栄養が身体に取り込まれて、体調の変化を実感するのにどれくらい日数がかかるか?

症例レポートを見ても数日や数週間ではなく、人によりますが変化が現れるのに早くても1ヶ月くらいはかかりそう。

しかし、"今が""今が"辛いんだよ~~~という人は多いと思います。

私もパニック発作を頻発した1月後半から1ヵ月は猛烈に辛かったです。

頭がじんじんする
動悸で起きているのも辛い
お腹が固まって食欲不振
(あっという間に数キロ体重減少)
持続的な嫌な気分
いつまた緊張が亢進するかわからない不安と恐怖
音に過度に敏感
不穏なニュースで頭がつらくなる
テレビやスマホの画面を見ているのもつらい
手足は冷えきっていました…

毎日祈るような気持ちで鉄分豊富なプルーンやバランスのいいたんぱく質であるプロテインやビタミンなどを摂取。
早く取り込まれて私を楽にしてください。

一番つらい時期はプロテインすらなかなか飲めませんでした。
食事なども頭がつらくなって、すぐにストップがかかって食べ進められません。
無理に食べようとすると動悸がして恐怖がやってきます。

そこで私がしていたのは"お灸"。

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写真は
★崑崙(こんろん)
外くるぶしとアキレス腱の間。

崑崙の真下でかかとの外側は
★僕参(ぼくしん)

僕参や崑崙あたりに1日に何度もお灸をしていました。

共に膀胱の経絡(生命エネルギーのルート)のツボ。
膀胱経は目頭からスタートして前頭~頭頂~後頭、身体の背面、かかとの外側を通って足の小指の爪の根元に終わります。

前頭部は先々を予測したりする部分で不安が強い時に張りやすい。
頭頂部は体性感覚を司る領域もあったりで、身体の感覚が敏感な私は過活動になっているかも。基本いつも張りがあります。
後頭部はパニックや強い不安などで激しい動悸が続いた直後に私の場合痛みやじんじんする感覚がでます。

ぐるっと頭を囲んで走行している経絡なだけに、不安を和らげるリラックス効果があり、頭痛も緩和されたりと本当に助かりました。

毎日やっているお灸の成果は…

朝起きた時に頭が嫌な感じがしていても、僕参にお灸をすると、頭が晴れて少しは活動出来る状態になりました。

何か少し作業をすると頭が張ってくるのでその度にお灸をして辛さを和らげたり、横になったりを繰り返しました。

脳の興奮の影響でお腹がかちかちでまったくお腹が空かなくても、お灸をすることでお腹が少し柔らかくなって少し食べることが出来ます。
少し食べては横になったりお灸したり瞑想したりしてからまた少し食べたりと、ご飯一膳を3回に分けてなんとか食べきった時期もありました。

不安が出てきた時も僕参にお灸すると、ゼロにはなりませんがふんわり和らぎます。

一秒でも長く、脳が楽な状態を作ってあげることが、回復を早めるのだと思います。

最近は
頭のじんじんがなくなり何かあるくらいに
横にならずに起きていられる
腹部が柔軟になり食欲が増え体重も戻りつつある
常にあった不安が薄くなりある時はあるがほとんど感じない時もある
音がそこまで怖くなくなった
ニュースをある程度見ていられる
テレビやスマホをある程度見ていられる
手足にある程度温かさがある
等と改善してきています^ ^

パニック障害で苦手な行動があるだけでなく、

胃がすっきりしない
食欲がない
頭がずっと曇っている
気分が滅入る
漠然とした不安感が強い

などの症状がある方は脳のストレスが強いかもしれません。

お灸の力を借りてほっこりし、脳を楽にしてあげてください♡

崑崙や僕参以外にも色々なツボを研究しているのでオススメしたい気づきを得た時にはシェアしますね。

繰り返しになりますが…

前回の記事にも書きましたが、パニック障害の回復には自分へのスパルタは厳禁で、安心して過ごすことが大切です。

栄養を摂り、お灸で脳や全身に血液をめぐらせ、脳が回復して楽になっていくと、今まで出来なくなっていたことにすぐにチャレンジしたくなるかもしれません。
(過去の私です)

良くなってすぐのチャレンジは危険ですよー!
脳のコンディションに波はあるものなので、ある日は調子が良くてチャレンジに成功するかもしれませんが、翌日は同じことをやろうとしても出来ない…ということが起こり得ます…。
そこで、昨日出来たんだから今日も出来るはずだ~~~~!と持ち前の根性を発揮すると、脳がスパークして振り出しに戻りますよ。
(経験者は語る…涙)

私は半年前まではせっかくパニック障害が小康状態になっていたのですが、怖いと感じることにもガンガントライしていて…気付いたらまた脳が敏感で回避行動も多い状態になってしまいました。
せっかく良くなっていたのに勿体なかった、、悔涙

波があることをわきまえて、最悪の波が来ているときに安全な行動をとることが出来れば、脳に新たなダメージを与えずに済みます。

自然界では波に満ち引きがあり、天気もくるくる変わるように、私たちの身体も自然の一部だからコンディションは一定ではありません。

波があることに一喜一憂せず、そういうものだと受け止めることが大切と思います。

自然に任せてゆっくり回復していきましょう。
自分を追い込むのが得意なパニック障害の私たちは、安心安全すぎるくらい、甘甘なくらいがちょうどいい。
(何度もそう自分に言い聞かせる)

次回はトラウマの対処方法について書く予定です。
またお越し頂けましたら嬉しいです。
共に回復していきましょう。

お灸の始め方の記事はこちら。

花粉症対策の記事も書いています。


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