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あなたが思うより広島は広い。~広島観光指南後編~

「今度旅行で広島行こうと思ってるんです!どこに行くのがいいですか?」

就職とともに広島に来てはや3年。こう聞いてきてくれる人が増えてきた。この前も友達に話す機会があったので、気軽に書ける題材として記したい。
といっても、伝えたいコツはひとつだけ。
「広島市と、それ以外の場所、それぞれに泊まってみてください」
とりあえずこれだけ頭に突っ込んでおけば間違いない。
順を追ってその理由を説明する後編です。
前編の記事はこちらです

②広島県は広いから、広島市以外に泊まろう。

広島県は広い。その面積はおよそ8500㎢。全国ランキングは11位である。だからこそのこの提案。ぜひ、広島の「カープ・宮島・原爆ドーム」ぐらいのイメージを解き放つ勇気をもってもらいたいのだ。

実際にほかの地域に興味をもってくださっている人は多い。多彩なグルメと歴史を持つ港街・呉、小京都にうさぎ島・竹原、坂と猫としまなみの街・尾道、デニムと鞆の浦と穏やかな街並び・福山、日本三大酒どころ・西条…このあたりの地名をガイドブックでご覧になった人も多いと思う。

だとしたら。そこを訪れるだけでなく、意を決して泊まってみてほしい。プラン提案のために泊まる場所を聞くと「宿は広島市内だから、1日自由なんだよね」とよく言われる。これが新しい出会いを減らしてしまっている。

なぜなら、前述の通り広島は大きく、それらの地域と広島市を往復してしまっては十二分に楽しめないからだ。福山に行くのに、片道1時間半くらいかかるし、大都市のようにダイヤが組まれているわけではないので不自由も生まれてくるかもしれない。じっくりゆっくり散策を楽しむ、旅行の醍醐味をそんなところに見出す人には少しつらいものがある。

さらには、夜を味わってこそ、な場所もある。呉の赤ちょうちんが並ぶ川べりの屋台は昼には気づけないし、尾道はその最深部に新開という繁華街を隠し持っている。厳島神社がある宮島だって、日帰りの観光客がいなくなった夜がたの雰囲気はまたなにものにも代えがたい。どんな街にも、泊まってみてわかるよさがあふれているのだ。広島のそれぞれの街はそのクオリティが高い。それをぜひ肌で感じていただきたい。

では、どこがオススメか?それに関してはいいサイトがある。10月から自治体・JRグループが協力して行う観光促進のための「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」。各地の様子、画像が掲載されており、いろんな広島を見ることができる。こちらからアクセスすればいい旅夢気分です。

と、いうわけで、行き先は自分で決めてください。ここを言ったらここがない、とか、あそこそんなに楽しくなかったっすよ!とか言われても困るもん。いろんな景色や食べ物が散らばっているのが広島のいいところ。お好み焼きだって地域・お店で具や焼き方が違うのだ。あなたのお好みを吟味し、選び出してほしい。

新幹線や空港からの距離を気にする人も問題ない。広島空港は県のおへそのように中心にあるのでどこからの距離も変わらないし、のぞみの停まる新幹線駅も西の広島駅、東の福山駅と2つある。東京から遠いけど、どこからでも入りやすく、出ていきやすい。入口出口は完璧ですんで、ぜひ気にせずホテルの予約を完了させてほしい。

のぞみの停まる、って変換しようとしたら希の泊まるってなったぞ。なんだ、誰だよ希って。不埒なパソコンだな。

コロナウイルスの感染防止を一番に考える今しがた、気軽に旅行のことを考えるのは気が引けるかもしれないが、多彩な自然・文化・グルメを求めて広島を選んでいただけたら幸いです。お待ちしておりますよ。


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