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不注意のある人へのコーチング

読書メモ的な記事になります。読んでいる本は「ADHDのコーチング−実行機能へのアプローチ−」(監修 熊谷恵子氏、著 安藤瑞穂氏)


1.この本に自分がどうのように接しているか

とりかかるのが遅い、優先度が高いが面倒なことから逃避するなどの課題についてこの本は触れていると思うんだが、ほとんどぼくのことやんかと思っている。類は友をよぶというか、僕の周りにもちらほら僕と似た方たちがいて、僕とは少し違った形で困難に直面していると思う。ほんとは現れ方が違うだけで、抱えている問題は共通で、そこにアプローチしたいなと思って、この本を読んでいる。

2.実行機能とは

ものごとを計画的に行う、優先順位をつけるとかの働きをする。しかし、不注意や衝動性がある人にはそれが困難。例えば、締切に間に合わせるためにやるべきことに順位をつけ、必要に応じて軌道修正するとか。

もっと簡単に説明すると

実行機能に困難があると、

とりかかる(やりはじめる)、行動する、記憶する・集中する、道具を使える、続けるなどが苦手である。。

3.アドバイスすると、反発する

ある相談者さんがいる、その分野のスペシャリスト。とっても優秀なので、仕事の依頼がどんどん来るんだけれども、専門外の雑務や会社の人間関係については上手く行っていない。なぜなら、次々来る仕事を断ることができず、結果的に期日内に仕上げられないので、雑務は溜まり、人間関係もぎくしゃくしてしまう。

その人は、自分の置かれた状況への不満が止まらず、文句が噴出する。

それに対して、

こちらが話を傾聴し、共感し、アドバイスをすると、 

相談者は「それじゃ上手く行かないわ」と反応する。

なぜなら、相談者は現実に行動的だったり、頭の中で行動的(実際にはそのアドバイスを試していなくても、頭の中でシュミレートするかもしれない)なので、すでに自分の中でこうした方が良いと思っている。

だから、アドバイスが相談者には響かないし、反論されてしまう。

4.「どうしたいか」を確認する

一方で、不満が溜まっていて文句が噴出したのに対して、

あなたはどうしたいのかと問いかけると

相談者は「時間で切り上げるとか、仕事量を上司に調整してもらうとか〜」と自分からクリエイティブな解決法を考える。

これは、行動的な相談者はすでに自分の中にアイディアがあるから。

もちろん、コーチングで傾聴、共感、助言をしないわではない。でも、行動的で衝動性のある(不注意な)人には自分がどうしたいかが重要になる。

5.おしまいに(マジで雑感)

当たり前といえば当たり前。でも、ついアドバイスしたくなるんですよね。なんだろうね、僕はマウンティングしたいのだろうか?いや、たぶんそういうコミュニケーションを自然と学習してきただけで、どうしたいかを問われる環境に慣れてないだけかなとも思う。いやあ、実はやりたいこととかあまりない、なんだろうどこかで心がくじけているのかな。

くじけが治っていき、より楽しくなるためにも、学んだり仕事しているのかなとふと思います。


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